婦木さん命日
婦木さんが亡くなって3回目の命日。

時間が経って 新しく入ってきたメンバーは会ったこともないとか
だんだん知る人も少なくなってくるけれど
婦木さんの存在は色あせることもなく 今でも立派なメンバーだ。

「絵を3年間がんばって修行して いつか個展をしたい」
「ナレーションはむずかしい。もっともっと勉強せんと」

夢や希望もあったけど 74歳で逝ってしまった。
素朴で実直な性格がスタッフにも人気が高く
今日も仕事で駆けつけられないけど 偲ぶ・・・と連絡があった。

仲間として長くつきあったNiさん。
「今日はいるかと思って持ってきたけど 使わんかった」
と きれいにたたんだ白いハンカチをポケットに忍ばせていた。

かわいいおじさんたちの ささやかな関係。
ベタベタしなくても ちゃんと想っている。
そこがとっても素敵だ。

今日は僧侶の川浪さんがお経をあげてくださったので
婦木さんも喜んだに違いない。

# by musubi-pro | 2012-05-25 16:55 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

保育園で 大興奮
近所のわかくさ保育園で紙芝居。

こどもたちにも「むすびのおっちゃんたち」と認知されており
おじさんたちにとって 楽しみな公演のひとつ。

今日の演目は桃太郎だった。
オニ役のRkさん(マッチョ系)が金棒をもって動いただけで
小さい子たちが「ビエー!!」と泣きだした。
(ここの保育園では節分の催しを熱心にされており
 「オニ」というものがコワイという認識ができているらしい)

桃太郎とオニの立ち回りのときも
怖がった幼児たちの泣き声が「エーン エーン!」と響き
会場は修羅場のようになった。

そしてオニがやっつけられる・・・
会場の先生たちやこどもたちから「パチパチ!」「ピー!」と
歓声が上がり 信じられないほど盛り上がった。

おじさんたちも興奮して舌はもつれるし
なにがなんだかわからなくても
こどもたちは桃太郎の話を楽しんでくれたようだし
お互いが熱気をもらうような感じ。

みんなが出し切って
おじさんたちも こどもたちも
今夜はよく眠れることだろう。

オニが怖くて泣いた子供たちを思い出して
「かわいいなぁ」と ニコニコしていたおじさんたちであった。
# by musubi-pro | 2012-05-23 22:25 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

リバティおおさかで
リバティおおさか(大阪人権博物館)での もう何回目かの公演。

以前は中庭でアウトドアの紙芝居をしていたが
暑さが以前より増したのか 暑さがこたえるほどみんな歳をとったのか
まあ時期もあるのだけど
昨年からロビー公演になった。

今日の演目は「桃太郎」で 最近足がむくんで痛いし 歩くのもつらいSnさんが
主役の桃太郎なので みんな心配していた。

目玉の「アメくばり」も「あぁ しんどいわぁ」と言いながらも
ひとりひとり 丁寧に会場を回り
あまりのしんどさに自分でも笑ってしまいながら 席に戻ってきた。
こうして体にムチを打って歩かねばならない状況がSnさんを歩かせているように見える。
Niさんも「もう引退したいんだけどねぇ。人数足らんし でも紙芝居やってるとおもしろいんですよ」と本音を語った。

82歳にして はじめてナレーションに挑んでいるHjさんといい
おじさんたちの挑戦は尽きない。


今日こんなドラマの舞台となった リバティおおさかが無くなろうとしている。
大阪市や府の補助金が打ち切られようとしているのだ。

思えば2006年の「釜ヶ崎フェスタ」で 他の出演者とともに
はじめて数百人規模の大舞台に立たせていただいて以来
2008年 2009年 2011年 2012年と 土曜サロンに呼んでいただいてきた。
ここで大事な人たちに出会い
数少ないオープンな公演として 紙芝居を上演してきた
その場所がなくなる というのは非常に残念だ。


リバティおおさかを応援する!というサイトがある。
パブリックコメントを5月29日まで受け付けているらしい。
# by musubi-pro | 2012-05-19 21:20 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

ケニアからお客さま★
ケニアのマゴソスクールという孤児や貧困のこどもたちの寺子屋で働く女性が
昨年末にむすびの紙芝居を見てくださり
ケニアの人たちにも ぜひ「むすびの紙芝居を見せたい!」と
今日 マゴソスクールの創設者リリアンさんと 先生のオギラさん
ケニア在住の日本人の方たちと立ち寄ってくれた。

むすびのカレンダーにはしばらく「5月13日 ケニアの人と交流」と
書かれていたが みんな何が起こるかわかっていなかった。

むすびの紙芝居を見せる。みなさん、熱心に見てくださっている。
ケニアチームの歌を聴く。

 前を向いて進もう。この体は神様からいただいたものだから
 大切にして生きます

そんな歌だとか とにかくリズムが良くて 力強い。
Hjさんがオギラさんにうながされて 一緒に踊った。

それから むすびのためにケニアチームが歌を歌いながら
フライパンを片手に カンパを集めてくれた。
「歌をもっと聞きたい?だったらご協力をよろしく!」と
笑いをとりながらも お金も集まっていく。
Niさんも「よしっ 俺も・・・」とお札をぴらり。

集まったお金はむすびの運営に役立ててくださいという。
マゴソスクールもお金が必要なのでは・・・と言うと
「お金は回るもの。それに今マゴソスクールを支えてくれているお金も
おじさんたちが働いて日本を支え、そこから来たお金でもあるのですから」と
なんとも広く深く 愛に満ちた答えが返ってきた。

出会いによってむすびも世界とつながっていることを
教えてもらう。 深く感謝。

急ごしらえで作ったカレーライスをみんなで食べて
すっかり世界人になった おじさんたちであった。

共に歌い踊ったオギラさんとHjさんはすっかり兄弟のよう。
# by musubi-pro | 2012-05-13 21:56 | むすび日記 | Trackback | Comments(2)

連休
おじさんたちの連休は むしろいつもより大人しい。

病院も閉まっているし
エッグスの前をのんびりと歩く街の住人たちも
おだやかな表情をしている。

先日は猛暑の中 おじさんたちは天王寺動物園に行った。
散歩がてら だったのだけど
ちょっと歩くとバテてしまって
ゾウとシロクマを見たあたりで
「暑い もう帰ろうか・・・」と
トボトボ引き返した。

おじさんたち同士で動物園。
お互いはぐれないように 倒れないように
自分自身に用心しながら
それでもNiさんは 途中はぐれてしまったけど
それも楽しい思い出。

Rkさんがみんなにバナナパフェをつくってくれる。

紙芝居の読み合わせを2回もする。

野菜たっぷり入れて ラーメンを作って食べると
Snさんが「うまい」と顔をほころばせること。

何もない風景が とってもしあわせ。
# by musubi-pro | 2012-05-04 08:20 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

宮城に行きたい
2月にご紹介したように 宮城県のクリニックから生まれた
「ほなみ劇団」さんとの交流がはじまっている。

「ほなみ劇団」さんと共演したい!という夢に近づくために
今回は「ほなみ」さんのことを知りたいと
マネージャーとスタッフで訪れて来た。

在宅の緩和ケア 命の最前線で
笑顔がたくさんあって みんなが主役になって
それを支える人たちの絶え間ない努力があって。

離れた地域でも 志を同じくする人がつながると力になる。
夢がふくらんで 元気がでる。
むすびもここからたくさん学べると実感した。

岐路に立つ「むすび」の今後を模索するためにも
「ほなみ劇団」さんとつながったことは
大事にしたいし 温かい関係が育めるといいなと思う。

今回「むすびのおじさんたちに会ってみたい!」という声をたくさん聞いたので
80代 90代のメンバーが生きている今 なるべく早く
むすびin宮城を実現したい。
今秋の実現をめざして カンパなど募っていきたいと考えていますが

まずは
デジブックにて写真と文章で報告をするので
ぜひご覧いただきたい。
http://www.digibook.net/d/7ac483ff909cac643baceef3cf43f461/?viewerMode=fullWindow
# by musubi-pro | 2012-04-23 16:21 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

久々のココルームで
古老チームは体が弱ってくるし アラウンド還暦チームは
発散できずにぐずぐずしてしまうし
最近のむすびは毎日ハラハラドキドキで
紙芝居 大丈夫かいな~ と思わずにいられない。

今日はご近所のココルーム(カマメ)で紙芝居。
スペースは小さいけれど 商店街に開けていて
いろんな人に見てもらえるのが楽しい。

お客さんとの至近距離に 緊張していたおじさんたちも
懐かしい顔や 馴染みの顔 みなさんの笑顔に勇気をもらって
だんだん気持ちが入っていく。

SnさんはスタッフのHnさんに補聴器を調整してもらったので
台本とみんなの声をたよりに 集中して自分のせりふを語る。
Snさんが歌うと 商店街で立って見ていたおっちゃんが
「よっ」 「いいぞ!」とかけ声をかけてくれる。

この街は先輩に対しての敬意をきちんと持っていると思う。

帰り道Niさんがみんなと「楽しく 仲良く」紙芝居ができて よかった と
つぶやいていた。
いろいろあるけど あきらめずに寄り添って入れば晴れの日もある。
# by musubi-pro | 2012-04-19 20:12 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

むすびの春
更新ができておりませんでしたが
おじさんたちは元気に?集まっている。

春先は体調も精神状態も不安定で
公演先で内輪もめをしてしまったり 
でも誕生会ではそろってごはんを食べたり
Hjさんが体調を崩しがちで 部屋で静養していたり
Niさんは元気で食欲が全開だとか
Rkさんが頑張って事務所を開けてくれているだとか
Mmさんがちょっと元気がないとか

毎日ちょっとした心配事やよろこびの連続だ。

今日は近所に住むという高齢の女性が
ヘルパーさんを伴って エッグスに入ってきた。
「ちょっと休ませてもらってもいいですか」と。
前からむすびの存在を知り 来てみたいと思っていたとか。

なかなか粋で品のいい方で
Niさんが「いつでもいいから また来てください」と声をかける。

Snさんのお友達 Ngさんも遊びに来る。
Ngさんは車椅子に乗っているので
人より苦労も多いのだろう という親近感もあるのか
SnさんはNgさんとふざけて笑い合うことに生きがいを感じているようだ。
Ngさんのお弁当を分けてもらい サングラスが気にいって
「くれんか あかんか?」としつこく迫って

Niさんが「この人 半分本気やで」と本質をついて。
でもつけさせてもらったサングラスと帽子がとっても似合っていた。

居合わせた人たちで裏にある猫塚に花見に行ったけど
Snさんは花には興味がなく しらけていた。
「わしが死んでも花はいらんからな。どうせならタバコを供えてくれ」ということだ。
# by musubi-pro | 2012-04-13 10:31 | むすび日記 | Trackback | Comments(2)

花まつり
自然の少ない都市部に暮らし やもめ暮らしの長いおじさんたちにも
花に触れて楽しんでほしい。
数年前から 春のこの時期にボランティアでお花の先生が来て
フラワーアレンジメントを教えてくださっている。

Snさんは 人の話を聞かずに 黙々と
花を切りつめることもなく
びよーん と長いまま オアシスに挿していった。

Niさんもびよーんとしているが なにか恥じらいがある。

Hjさんは繊細な指先で 先生の手本を見たり悩んだりしながら
繊細かつ 奔放な作品をつくった。

Rkさんは若さなのか 軽やかにバランスよくまとめた。
横にいるのは旅行のとき運転手を買って出てくださっているYgさん。
ごっついふたりに限って 乙女チックなかわいらしい作品を仕上げた。

今回もみんなの個性をあらためて確認するとともに
春の甘い香りに ふっと 笑顔になれた。
Sk先生 ありがとうございました。
# by musubi-pro | 2012-03-25 21:22 | むすび日記 | Trackback | Comments(2)

92歳 マジシャン
ご近所の高齢者施設「みどり苑」での紙芝居。

さあ 始めます というときに「ナレーションする人がいない!!」
と気づいたり「拍子木忘れた!!」と
拍子はずれなスタートをしたせいか
おじさんたちも余裕がない感じで
客席からも「がんばれー!」なんて檄をいただいて
紙芝居はやっとこさの感じで終了。

同年代 おそらく自分のことのように見てくださった
お客様の声援に助けられた。

Niさんが「体がしんどくて仕方なかったんだけど 今日は来て本当によかった。」
といい笑顔を見せた。

質問コーナーでは やはり「若さの秘訣」「健康の秘訣」に
興味があったようで
おじさんたちも「好き嫌いをしないこと」「早寝早起き」「腹8分目」
と優等生になって答えている。

おまけコーナーではSnさんが手品を披露。
ヒモを使った手品で そのトークの迫力に 一同「かっこええ!」
手品にはアンコールまでお声がかかり
Snさんはその人の真ん前まで行って
燃え尽きるほど 手品さばきを繰り返したのだった。

最後はやっぱり
「みなさん 来年もお互い元気で会いましょうね」と手を振る。
舞台と客席の境目のない お年寄り同士の世界。
こんな公演もむすびは好きだ。
# by musubi-pro | 2012-03-22 20:35 | むすび日記 | Trackback | Comments(2)
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動

by musubi-pro
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