Niさんの退院
手の骨折で入院していたNiさんが退院した。
1か月ちょっとの入院は80歳を超えたNiさんにとって
もどかしい時間だったにちがいない。

だけど ゆっくりゆっくり時間と感覚を取り戻すことが先決。
環境の変化に適応するのは
年々むずかしくなるのだと思う。

こんな時 仲間はいたっていつも通りにふるまう。
むやみに話しかけたり 元気づけるのではなく
隣にいても 何事もなかったように あえて距離をおいているように見える。

おじさんたちのコミュニケーションは
焦らず 追い詰めず 人をゆっくりと泳がせてくれる大きさがある。


長老は踊りの上手なHjさんに対抗して
独自の都都逸や手品を 今後の公演のために用意している。

おじさんたちの無言の時間もとっても大事で
久々にメンバーがそろったからといって
いつもと変わらない事務所が いっそう素敵な感じがした。
# by musubi-pro | 2012-01-29 21:20 | むすび日記 | Trackback | Comments(3)

公演決定!
当分紙芝居公演がなくて どうしよう・・・と思っていたら
依頼がぽつぽつ入り始めた。

ああ よかった。おじさんたちも張り合いができるというもの。

自分たちで紙芝居劇を探求するため 自主公演も決まった。
もう定期公演となっている堺のパン屋さん「松波」さんをお借りするので
みなさんティータイムがてら 遊びに来てください。

2012年3月20日(春分の日) 14:30~(14時までお店はランチ営業をやっています)

¥1500(小学生以下のこどもさん 障害者・介助者の方はそれぞれ¥1000)
飲み物(コーヒーやジュースなど)とおやつ付き!

会場:パンと喫茶 松波 阪堺線沿「宿院」と「寺地町」の間

演目:トモちゃんとカッポレくん 

昨年秋に扇町公園での紙芝居で試みた 三味線と民謡 踊り「まゆたま」とのコラボ。
いい感触だったのですが 前回はテント内でスペースに限りがあったり
ドタバタの中だったので もう一度共演してみたい との希望で実現。

生三味線と 生民謡の歌声 生踊り
「和」テイストのむすび いかがでしょう。
# by musubi-pro | 2012-01-23 14:53 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

エッグステージ
若手メンバーがエッグスを片付けてくれたので
部屋の半分をフリースペースにして
Rkさんが「これなら本番みたいに並んで練習できるよ」と提案

今までは「みんな揃わないからできない」と言っていた台本読みも
2人いればできる!と前向きに考えて
前より練習の回数が増えた。

名付けて エッグステージ!

午前中に練習をすると 
長老たちは安心して「ほな部屋に帰って寝るわ」となったり
調子づいて「今度は踊りの練習したい」となったり
リズムもつかみやすいみたい。

昼休みにはRkさんがゴザをひいて ピクニック状態になったり
お客さんが来たら椅子を並べることもできる。
変幻自在な空間で むすびのパワーアップをはかる。
# by musubi-pro | 2012-01-20 08:45 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

新春ライブ!
天満にある音太小屋(ねたごや)でのライブは今回で4年目。
毎年恒例の企画は回を重ねるごとに重厚感を増す。

街頭紙芝居師の古橋理絵さんは 相変わらずお客さんの扱いが超一品で
会場がわっと湧き立つし
マンガーソングライターの本町靱さんは
どうしてこんなにおもしろいのかわからないし
シンガーソングライターのひきたまさんは 不思議な魅力と音楽で
会場をいつの間にか まったりとした元気に染めているし
素敵な共演者さんたち。
おじさんたちもほどよい緊張感に包まれる。

今回われらが長老Snさんが 一人の男として都都逸コーナーをもらい
歌を披露した。堂々とした歌いっぷり。圧巻!

そして満員御礼・熱気に包まれた会場にむすびが登場する。
まっちゃんは「おぉ すげえ人!」と一瞬のけぞった。
Snさんは年季の入った女将の姿。
少女俳優Hjさんは久々に男性の役できりっとしているし
大型新人Rkさんは 見事に役にはまりきっていた。
ナレーションはToさん。さらりと全体をまとめる。

亡くなった浅田さんの脚本に 婦木さん手作りの小道具に
菊田さんが残した心とともに 久々の演目「鼻」が復活した。
むすびは今年で7年目を迎える。 引き継いでいくのは夢と希望。。
おじさんたちは会場の中に 馴染みの顔や 初めての顔を眺めながら
自分がこの世にしっかりと足を踏みしめていることを実感しただろう。

今年も締めくくりは ひきたまさんの「極楽浄土」
約1年前に浅田さんと歌った歌を 今年いるみんなと歌えたことに感謝して。

寒い中ご来場くださったみなさま 共演者のみなさま 音太小屋さま
おかげさまであたたかい会場となり
幸先の良い1年のスタートがきれました。ありがとうございました。
# by musubi-pro | 2012-01-09 20:20 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

はたらく人たち
9日に公演が迫っているので
おじさんたちも気合を高めている。

浅田さんの遺した台本をみんなで直したやつを
Mmさんが手書きで新しい台本をつくり 印刷してきてくれた。
それを長老たちと助っ人Hnさんが折ってファイルに挟み

Rkさんは新しい紙芝居の枠をつくってくれている。
「色はピンクにしようかな」と ペタペタ塗って
みんなが「おー いいのができたじゃん」と笑顔で見つめる。

「あっ しまった!絵が入らない」
そうして慌てて枠を削ったりして

おっちゃんたちだけのこんな時間も
むすびの宝物。
# by musubi-pro | 2012-01-05 22:52 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

今年もスタート!
むすびの正月は住吉大社の初もうでで始まる。

Niさんは入院中だし Hjさんは風邪をひいたらいけないし
でも長老Snさんは「行きます!!」と一声。

今日は大阪でも雪がちらつくほど寒かった。
風も強かったから みんなは「じい」が心配で
車いすに座ったSnさんにひざ掛けをかけたり
防寒対策をする。

阪堺電車の駅までの長い階段もじいには辛いので
車いすごとみんなで持ち上げる。
「おじいちゃん神輿」が わっしょいわっしょいと揺れて
神になったようなSnさん。

むすびは現在 超高齢者が少なくなったので
人手が多いときはSnさんにみんなの注意が注がれて
Snさんしあわせ。

でも住吉大社の太鼓橋は「歩く」と自力で歩く。
落ちたらあかんので みんなが周りを固める。

みんながおみくじを引き 病気の仲間にお守りを買っている中
Snさんはそっと東北の義援金に寄付していたらしく
アニキはやっぱり「カッコイイ!」と みんなの尊敬を受けた。


ちなみにアニキは午後から「Niさんのお見舞いに連れて行ってくれ!」と
寒さにも疲れにも負けずに言うので
助っ人のみんなが車いすを押してくれ付き合ってくれ
念願のお見舞いに行くことができた。
病院ではNiさんに「早う 帰ってこい!」とNiさんをじっと見つめて
Niさんは「そうか」と 元気そうなSnさんをうれしそうに見つめて
そんなふたりのやりとりが ほろりと素敵なのだった。
# by musubi-pro | 2012-01-04 21:16 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

仕事納め
今年の最後の最後にどきどきの出会い。
釜ヶ崎を訪れている日本ルワンダ学生会議のみなさんと交流。

アフリカ と聞いて 昨日は口をぽかんと開けて固まっていたSnさんも
いつもの自然体で臨む。
 ♪わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが~ 
と なんとなく雰囲気の歌をセレクトした。

こちらの不手際で英語の字幕を用意できなかったのだが
ルワンダのみなさんも一生懸命見てくださって

冒頭文ちゃんがなくなる場面では ぽろぽろと泣いている方も。。。

ルワンダは十数年前に虐殺で何十万人という人が殺されたり
今日来ている学生さんの中にも つらい経験をしてきた人がいるにちがいない。

その点 おじいさん というのは万国共通で
相手が言葉を理解していようといまいと
平然と語りかけ いつもの務めをする。
学生さんたちの心に すこんと優しい種をまけたのならうれしいけれど。


エッグスで年越しそばを食べて
むすびは今年はこれで解散。
「ありがとう。来年もがんばりますさかい」と
目を潤ませて帰って行ったSnさん。

応援してくださったみなさんも どうぞよいお年を。
# by musubi-pro | 2011-12-30 17:15 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

大掃除
年末には きちんと大掃除をする。

Rkさんはコンクリうちで みんながコーヒーをこぼしたり
滅多に掃除もしないから汚い床を 雑巾がけ。

最近は高齢のおじさんたちが弱っているので
今年の大掃除は若手(60歳ぐらい)と助っ人軍団が仕切る。

「いらないものは持って帰ってくれよォ」
「使わないもの置いておいても 邪魔なだけだよォ」
とMmさんが口うるさくやってくれているおかげで
普段から いらないものはだいぶん整理されていた。

エアコンの中身が洗われ
壁が洗剤で拭かれ
棚も テーブルも きれいに拭いてもらったので
空気がなんかキレイ。

エッグスは禁煙なのだけど おじさんたちだけだと煙草を吸うので
ヤニでべたべたしていたのだ。
「これからは禁煙を徹底してください」と
この機に乗じて申し渡すものの どうだか。

あまりの高齢でお掃除の「邪魔」になって恐縮していたSnさんは
正月用のお飾りを買ってきてくれた。
来年も たくさん紙芝居ができますように。
思わず手を合わせる。

今年も自家製のサツマイモを送ってくださった志摩のMsさん ありがとうございました。
# by musubi-pro | 2011-12-29 16:48 | むすび日記 | Trackback | Comments(0)

紙芝居も
今年残すところの紙芝居は30日に日本ルワンダ学生会議の
学生さんたちが西成にきたときに披露するもののみになった。

しかも新年早々紙芝居ライブもあるので
来年のことも考えないといけない。
これがあるから 仲間の死や入院も
悲しみに暮れているわけにもいかず 前向きになれる。

亡き浅田さんが創った「鼻」という作品がある。

あまりにも短いのと 主役以外のおじさんたちに出番がないので
ここ3年近く封印されていた。

今日はこの「鼻」をどうにか皆さんにお見せしたいと
みんなで台本会議。
ちょっとセリフを足して 長老セレクトの歌を挿入して
あまり大きくいじらなくても いい仕上がりになった。

1月9日の紙芝居ライブでは
さらに「ひきたま」さんの音楽とのコラボで
きっと浅田さんも生き返るほどの出来になるのではと思う。

がんばれむすび!
今はがんばりどころである。

紙芝居ライブ 2012年1月9日(月祝) 14:00~ ¥1500
※中学生以下 障害者の方 介助者の方は¥1000

会場:音太小屋(天神橋筋6丁目 JR天満)

出演:ひきたま(シンガーソングライター) 古橋理絵(街頭紙芝居師)
    本町靱(マンガーソングライター) 紙芝居劇むすび(おっちゃんたち)

3種類の個性的な紙芝居と ひきたまさんの音楽で ほっこりと初笑い!
# by musubi-pro | 2011-12-19 14:00 | むすび日記 | Trackback | Comments(3)

元気を出して
菊田さんの葬儀が無事に終わり
遺影の写真を眺めるのも なんとなく慣れてきた。

実は 菊田さんの葬儀でごった返している頃
Niさんも転倒して手を骨折し 入院していた。

ただの骨折による入院というより 歩行の足取りのたよりなさや
正しい食事の摂取ができにくいことや 病院でもらう睡眠薬の悪影響など
もうすぐ81歳になろうとするNiさんの自立生活の限界を感じさせる
そんな入院で 仲間は不安でいっぱいになった。

浅田さん 菊田さん Niさんはまだ連れていかないで。。。

今日はそんな中 みんなで集まり笑顔を取り戻そうと
クリスマス会を開いた。

ほとんどクローズドの形で行わせてもらった。
若い人が多いとおじさんたちが会話についてこれなくなったり
気を使って疲れたり 自分の居場所を失ったりしてしまうので
出会いやふれあいの場と おじさんたちの閉じられた家族的イベントをこれから
分けていかないと と思う。

今日はおじさんたちからも希望が出た「湯豆腐」とあたたまる「チゲ鍋」
野菜をいっぱい入れて ダイエット中のMmさんも安心して食べられる。
突然Hjさんが「わし 代表して言ってもええ?『メリークリスマス』って。」
持って帰りたいほどかわいいHjさんが 元気よく「メリークリスマス!」と発声。

おじさんたちが好きなのは みんなでの食事と ビンゴ。
今日はみんなが商品を持ち寄った。自宅に眠ってたお宝?やささやかに選んだものなど。
長老Snじいは「ビンゴ!」の後 商品選びの時
「目隠しをしてくれ」と言って(どうせ商品は紙袋にしっかり包まれていましたが)
手さぐりで目方を計る。大きいのを選ぶのかと思いきや 一番軽いのを選んだ。
中身は缶入りのお茶。
「なーんや 一番しょうもないものを選んだわい!」
見かねた人が 自分の勝ち取ったラジオと交換してあげていた。

新人Rkさんのスライド上映あり
久々にみんなで笑って ほっとして あたたまった。

ここのところ体力が落ちて 途中で帰ったSmさんには
誰かが代わりにやってくれたビンゴの景品が届けられた。
エッグスにやって来れないおじさんたちへの目配りも
むすびの新しい取り組みになりつつある。

12月23日~25日まで 新人Rkさんの写真展「愛のちから」がエッグスにて
開催されます。10時から17時まで。
こちらはみなさん 遊びに来てください☆
# by musubi-pro | 2011-12-17 22:16 | むすび日記 | Trackback | Comments(3)
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動

by musubi-pro
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