紙芝居劇むすび



近所の保育園へ

釜ヶ崎にある わかくさ保育園で年1回 紙芝居をする日。

今週90歳になるSnさんは こどもたちの顔が見たくて
大好きなデイサービスをお休みして 朝からスタンバイ(公演は夕方からなのに)。

長い待ち時間なので 稽古を2回して
あとはおしゃべりタイムとなった。
戦争の影が落ちていた昭和初期生まれチームの国語の教科書の話。
「サイタ サイタ サクラガサイタ」「ススメ ススメ ヘイタイススメ」
教育勅語の出だしも いまだに暗唱できる。

大正生まれのSnさんの小学生時代は「平和なもんじゃ~」とのことばどおり
「ハナ ハト マメ マス…」

試験管に割りばしさして お店の人が売るたびに引っこ抜いてくれていた
アイスクリームの話。
「ふっるい 話やの~!」 と自分たちでも驚いている。
おじさんたちが子供のころだから 70年以上も前の話だ。

朝から気合いが入っていただけに 午後にはトーンダウンし
目がしょぼしょぼしている人も。
でも時間になって保育園に行き 準備をしているとまた目が輝きはじめた。
「こどもたちを拍手で迎えよう」 と Snさん。うれしさが伝わる。

紙芝居はロレツがまわらなかったり 自分の出番がわからなかったり
いつものようにドタバタだったけど
こどもたちは案外冷静に見守ってくれていて
あとで聞くと ちゃんとストーリーも追ってくれているし
今まで公演してきた作品も覚えてくれている。

「おっちゃん ありがとう。またきてね。」

これだけで 天にも昇るほどの元気をもらった おっちゃんたちであった。
by musubi-pro | 2009-09-08 20:17 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動