紙芝居劇むすび



東京公演

2007年に知り合った東京のNPOもやいさんが「いつかむすびを東京に呼びたい」
といってくださっていた夢がついに実現した。

稲葉剛さんとうてつあきこさんの出版記念 こもれびコーヒーの3周年記念イベントに
呼んでいただいたのだ。

もやいさんのコーヒー焙煎チームのおじさんたちとの1度の交流が
なんとも穏やかでやさしく あたたかいものだったのが
ずっと印象的だったもやいとむすび。
むすびのおじさんたちも心待ちにしていた公演。

2月20日
今回は90歳のSnさん 82歳のAdさん 79歳のNiさんとHjさん
54歳だけど心臓を患って退院したばかりMkさんといったメンバー。
高齢 病気… だからこそ東京に一緒に行って思い出をつくりたい そんな気持ちもあった。

到着から待ち時間まで もやいの関係者の方や 東京の知り合いなどが
おじさんたちに語りかけてきたり 楽屋はすでにホットなウォーミングアップ。
9歳の「まあちゃん」はむすびの秘密道具「牛乳パックカスタネット」をつくってくれて
歌に参加してくれるというし もやいから紙芝居にゲスト出演のOdさんも
ものすごい味わいをたたえて溶け込んでくださっていて 頼もしい。埼玉で出会ったソケリッサのメンバーさんたちが「今日はむすびの紙芝居を見に来たんです!」としゃべっている声も聞こえてきてうれしいかぎり。e0035629_1274341.jpge0035629_1283823.jpg







今日の「ねこちゃんの人生スゴロク」は 会場の熱気とおじさんたちの気合いで最高の出来だった。
今までに絵が変わっただけでどよめきが起きたのは初めてのことだったので
メンバーは一瞬「なにかあったのか?」と目を見合わせたほど。
お客さんのリアクションがとにかく良くて おじさんたちものってくる。
Hjさんのダンス Snさんの歌 NiさんとMkさんが考えた東京公演用のアドリブ
(「わあ 通天閣が見えるよ!」→「わあ 東京タワーが見えるよ!」など)
お客さんの喜ぶ顔を おじさんたちは台本越しに見つめる。

公演後 おじさんたちに「素敵でした!」「よかったです!」とお客さんが声をかけてくれて
ようやく肩の力が抜けて 喜びを感じる。たくさんの人たちに囲まれて記念撮影で 感無量。交流会ではもやいとむすびのおじさんたちが 活動のこととか お互いの身の上や病気のことなどを話しこんだりして まるで久しぶりに会った兄弟のよう。こんなにゆっくりとおじさんたち自身が主催者と交流を深める機会も珍しいことだ。e0035629_1221836.jpge0035629_12231659.jpg








2月21日
せっかくなので東京見物。体力的に心配なので「はとバス」に乗ることにした。
皇居 国会議事堂 東京タワー… ガイドさんの説明に「ほお~」と驚いたり
いつもテレビで見ている風景に感動したり
東京在住ながらご一緒してくださったもやいの方や 東京のサポーターの方もいて
話にはずんだり。Snさんの車椅子はがっちり脇を固められて大物(ドン)のよう。e0035629_13545463.jpge0035629_13551917.jpg







帰り際 駅の改札まで見送りに来てくださった もやいのおじさんが
涙ぐんでおられた。「また会いましょう!」高齢の方たちとの別れは少し切ないけれど
でも「また会う」ために お互い元気で活動を続けたいという励みにもなるかもしれない。
「また来てね」というお客さんの声を 誰よりも大きく受け止めていたむすびのおじさんたちにも共通する感情。「また会いたい」人間関係はこれが基本なのかなと 思わずにいられない。
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なんとか誰かを置き去りにしたり 誰も倒れたりせずに公演を終え 観光までできた。
これは「とにかく感謝やな」と言ったおじさんの言葉のごとく 感謝につきる。
東京のみなさんの素晴らしい思いやりと笑顔に
すごいパワーをいただきました。どうもありがとうございました。

ボランティアや自費で大阪から同行してくれたスタッフや
お手伝いに駆けつけてくださったむすび東京支部?のみなさんも ありがとうございました。

もやいのみなさん おじさんたちの あたたかいおもてなし 一生忘れません。


無事に大阪に帰りついた一行に待っていたもの。
それはSnさんが東京のホテルに鍵を忘れてきたというハプニング。
「部屋に帰れん。どうしよう」とパニくるSnさんのために
仲間が管理人さんを訪ねたりして 合鍵をゲット。事なきをえた。
最後の最後までお騒がせ ネタのつきないむすびであった。
by musubi-pro | 2010-02-21 21:53 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動