紙芝居劇むすび



パン屋さん公演

待ちに待った 堺のパン屋さん「松波」での公演日。

20数人のお客さんがお越しくださった。
噂には聞いたのだが はじめて観る という方も多くて
みなさん 期待と不安(?)で席についている。

ひきたまさんのライブからスタートする。
ひきたまさんの歌は 最初ちょっと不思議
でもだんだん心地よく響いて 楽しくなってくる。
横で聞いているむすびのおじさんたちも
聞き入ったり 体をゆらしたり 一緒に口ずさんだり
思い思いに 感じている。

会場はだんだん熱を帯びてくる。

飲み物やパンやケーキのおやつで休憩して むすびの出番。

ずらりと横一列に並んだおじさんたち
ひさびさの舞台に緊張している人も 気合が入っている人も。
2年ぶりぐらいに演じた「春の里山七人衆」も
メンバーが変わったり 増えたりで 色とりどりににぎやかになった。
ひきたまさんが こんどは後ろにまわって
おじさんたちの語りに 音を吹き込む。
生き生きと ほのぼのと 情景が広がる。
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今回ひきたまさんと一緒に歌ったのは「満州娘」と「隣組」。
おじさんたちが幼いころ 若いころに流行っていた曲で
なつかしいムード満点だ。

自己紹介のとき Hjさんが感極まって涙した。
あとでスタッフが聞いたところによると「わい 今日は自分でもよう踊れたと思って」
「お客さんが笑ってくれたら 一番うれしいねん」と語っていたらしい。

帰り道91歳のSnさんが言った。
「わしは紙芝居であちこち連れて行ってもらえるのが なによりうれしいんじゃ。」
そして紙芝居で見る人を感動させているよと伝えると
「そんなん言われたら うれしくて涙がでるわ…」とシクシク。

あたたかいお客さんの笑顔と拍手が おじいちゃんたちを励ます。
会場やお客さん 共演してくださったひきたまさん。
つながりが生んだ やさしくてあったかい公演だった。
by musubi-pro | 2010-05-16 20:17 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動