紙芝居劇むすび



旅行 南徳島へ

10月31日、1日とむすびの旅行に行ってきた。

おじさんたちは月2000円ずつを積み立て
毎年仲間と過ごすこの旅行を楽しみにしている。

今年は自然豊かな南徳島の周辺を旅した。
上勝町の月ヶ谷温泉という山の中深くにある温泉宿に宿泊。
ここは 料亭などの料理に添える「つまもの」を高齢者たちが山で集め
流通させている「彩(いろどり)事業」が有名なところ。

1日目は雨でどこにも行けなかったものの
窓から見える風景や ゆったりした時間に 忙しい毎日を忘れる。
湯上り姿のHjさん「小僧さんみたい!」とみんなで大ウケした。
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季節感たっぷりで体にいいうえ おいしい料理に
「サイコー!」と声が上がり 大満足のおじさんたちは
19:30に就寝するのだった。

翌朝は晴れ間も見えて ドラマ「うぇるかめ」で有名になった
ウミガメの産卵(シーズンは春~夏)で知られる日和佐に向かう。
ここではクルージングを楽しんだ。
200メートルの切り立った岩肌が豪快な千羽海崖を海から眺めると
アドベンチャー気分!
おじさんたちは少年のような表情で海や崖をながめていた。
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もうすぐ陸に戻るという頃 91歳Snさんがポロポロと涙を流している。
理由を聞くと「アナウンス サイコー…」と感動している。
歴史やウミガメや地元の情報などをスピーカーを通じて語ってくれたガイドさんの
アナウンスに感動したらしいのだ。
ウミガメマリンクルーズさんのぶろぐにも様子が掲載されています☆
http://umigameblog.blogspot.com/2010/11/blog-post.html

長老はこうして何気なく通り過ぎがちな時間をいつも特別なものにしてくれる。

アワビと伊勢海老のついた漁師めしを「こんなん 久しぶり!」といただき
徳島県庁に向かう。

以前 県庁のご有志でむすびを訪れてくださった方を訪ねるためだ。
以前の記事参照 
http://musubiproj.exblog.jp/12100660/
エッグスでおじさんたちの話を静かに聞いてくださった
やさしい笑顔を思い出し 旅行の日程に組み込む。
西成から離れて来たところに 待っていてくれる人がいる喜び
再会の約束が果たされた喜び。徳島がぐっと身近な場所になった。
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せっかく徳島に来たのだから 見なきゃそんなのが「阿波踊り」
阿波踊り会館というのがあって 一日に数回 実演の公演がある。
阿波踊りの歴史や 種類など丁寧な説明があり 実演があり
おじさんたちはステージにくぎ付けになっていた。

最後にお客さんも参加できるコーナーがあり 踊らにゃそんそん!と
AdさんとHjさんが前に躍り出て行った。
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飛び入りしたお客さんの中でも 踊りが上手な人にはレイ(首飾り)がかけられていく。
Hjさんには真っ先に1番を示す赤いレイがかけられた。そしてインタビュー。
「お父さんは以前も踊りをやってらっしゃったんですか?」
「…ええと ハイそうです」

「いいぞ!Hj!」客席からはむすびの仲間がエールを送る。
「あいつ すごいな」「やっぱりエライよ」と仲間は口々に言い合い
「わし また涙がでるわ」と長老。
Hjさんがステージで記念の賞状と優勝旗をもらう。
Hjさんは旅の最後にみんなに最高のおみやげをくれたのだ。
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帰りの車の中 本日還暦の誕生日を迎え みんなに祝ってもらったMmさんが
「…いい思い出になったよ。最高の誕生日だった」とつぶやき
Niさんが「むすびの連中はええヤツばっかりだからな」と応える。
長老が「海もキレイだけど 雲もキレイ」と風景を見ている。
Adさんが「羊羹食べよう」と羊羹をまわす。

青春ドラマのような青春を生きているむすび。みなさんに感謝して。

special thanks:
毎年運転手を引きうけてくださるYgさん。
今年も気を揉むむすびの旅行に付き添ってくださってありがとうございました。
by musubi-pro | 2010-11-02 14:03 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動