紙芝居劇むすび



かんじのいい公演

大阪人間科学大学という福祉系の大学で公演をした。

ぽかぽか陽気のなか 地下鉄堺筋線から阪急に連絡している電車にのって
おじさんたちは淀川や 生活感のある町並みや
秋も終わろうとしている風景を食い入るようにながめていた。

わりと遠いけど 一回だけ同じホームの電車に乗り換えるだけの
楽な移動は おじさんたちには助かる。
それもあって 大学までの10分弱の道のりも
わくわくと楽しいお散歩だった。

最近 大学に呼ばれることが増えてきた。
若い学生さんに 知識よりも まず感じることを体験させたいのか
人生の大先輩のたくましく生きる姿を見せたいという
先生方の思いなのか どこへ行っても優しく歓迎される。
そして先生も学生さんも一緒の顔になって 紙芝居を見てくださる。

今日も紙芝居の後「はじめて演じた役は何でしたか?」
「紙芝居をやっていてよかったことは何ですか?」
「暮らしで苦労されていることは何ですか?」と
質問がたくさん寄せられ おじさんたちは時に的を外しながら
時に説得力のあるコメントをしながら 若い人たちとの時間を楽しんだ。
どの学生さんも「今日は素敵な紙芝居ありがとうございました」と
先に感想を述べてくれるのもうれしい。

講堂の外で待っていて「ありがとう」を伝えてくれる学生さん
おじさんの後をついてきて その姿を一生懸命見つめる学生さん。
控室に「とってもよかったです」と言いに来てくれた学生さん。

主要メンバーが高齢化して近頃しょんぼりすることの多いむすびに
爽やかな風が吹いたようだった。

「今日は 楽しかったなあ!」と体調を崩しているAdさんがつぶやいた。
今朝は顔色が悪くて 休む?と言っていたNiさんの目にも輝きが戻っていた。
by musubi-pro | 2010-11-29 20:27 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動