紙芝居劇むすび



インターナショナル

2007年のイギリス公演でお世話になったフィリダさんが
障害者雇用の研究チームと来日し
釜ヶ崎を訪れるので ぜひおじさんたちの紙芝居を見たいと
忙しい合間 時間をつくってくれた。

お客さんはフィンランド スウェーデン ノルウェーなど
北欧の方々が中心で
みなさん おじさんたちによる出し物がどんなものなのか
想像もつかず 興味津津で見守っている。

紙芝居が始まるとおじさんたちの歌声に
Hjさんのすっとんきょうな声に
おじさん同士の小競り合いに(?)
お客さんの表情がみるみる緩んでくる。
おじさんたちのおもしろさに国境も 立場ももちろんなく
それ以上も以下もない 自然体の強さを見たような気がした。

紙芝居後のトークでは 立て続けに3回も同じ話を繰り返したり
「親不孝したから 箱根の山は越えられないよ」
「わしの故郷では クリがうまくて有名だったんじゃ」と
あちこちからしゃべって通訳さん泣かせのおじさんたちでしたが
なごやかな時間が流れた。

話をしている最中に「この人たちは日本人ちゃうんやな」と
遅ればせながら気づいた長老は
最後フィリダさんと握手をしてもらって
ニカーっと笑顔になった後 じんわり涙ぐんでいた。 
by musubi-pro | 2011-01-27 20:22 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動