紙芝居劇むすび



生身の人間

ほとんどキャラ化しつつあるおじさんたちだが
誰かが急に病に倒れたりすると
高齢のおじいちゃんたちであるという事実がかぶさってくる。

前の日までこどもたちやお年寄りの前で
紙芝居を演じていたと思ってたら リーダーが突然入院した。
たまたまみんなでお出かけしようという日の朝
起きてこないので 管理人さんにカギを開けてもらったら
動けなくなっていた。

身内ではないので 病院では病状や状態がはっきり伝えてもらえず
本人の目の輝きをたよりに 気をもむしかない仲間たち。

ベッドの上でほげほげになっているリーダーを見てショックを受ける人。
駆けつけようにも自分も体調が悪くて 気が気でない人。

そんな中 今日は4月生まれのメンバーの誕生会をした。
Smさんが  野菜や肉 卵など栄養たっぷりの「だんご汁」を作ってくれて
春なのにひんやりとしたみんなの心と体を温めた。
あえて話題には出ないけど リーダーのことが気にかかって沈みがちな気持ち。
「おれも最近頭がぼけて…おかしいのかな」
同年代の他のおじさんたちには 他人ごとではないのだ。
それを分かち合える仲間がいるというのはありがたいことだ。

病院のリーダーを訪ねると 車椅子に座って
「Niさんは?Hjは?」とみんなのことを気にかけている。
あと50年生きる と いつも豪語している彼だけあって
目に見えて回復の兆しを見せている。

せっかく生まれてきたのだから 長生きしていっぱい楽しみたい
という リーダーの口ぐせを信じたい。
by musubi-pro | 2011-04-03 17:34 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動