年に一度のむすびの旅行。
おじさんたちが毎月積み立てて
羽を伸ばしてちょっとのぜいたくができる機会。
今年は伊賀上野に行った。運転はYgさんとKmさんで
車2台 総勢12名。2歳のKtくんも一緒で
おじさんたちはワクワク。
しかし 最近の旅行はいつも雨。
快晴が続いていたのに 車を降りると雨が降っていた。
「わしじゃないで」とYgさん 「みんな私が悪いのよ」と長老Snさん。
雨の「もくもくファーム」は 足の悪いお年寄りには きつかった。。
なんとかミニブタのショーを見て
帰り際に足湯を見つけて入ってみる。
「わし いいわ」とはにかんでいたHjさんも みんなに勧められて足を浸すと
思わずにっこり笑顔になった。
宿泊先の農家民宿「
風庵」に到着し ゆったり マッサージ大会をしたり
めいめいに時を過ごす。
ぼたん鍋をいただきながら Mmさんの61回目の誕生日(11/1)も祝う。
夕食後のお楽しみは 民宿の女将さんのリクエストにお応えして 紙芝居!
ご近所さんたちも集まってきて にぎやかに夜は更けた。
おじさんたちは早めに床に着き 若者はおしゃべりに花を咲かせ
みんなが疲れて眠りこんでいる午前3時・・・
長老Snさんの歌声で みんな目が覚めた。浪曲オンパレードで ノンストップ!
「いい加減にしいや。眠れんやないか」 と 怒りの訴えも聞こえてくる。
耳の悪いSnさんは 自分が聞こえないので
相当の音量で自分が歌っていることがわからないらしく
「おお 聞こえとったか。すまんのぉ」と言ったものの
歌は繰り返され みんなは睡眠不足に陥った。
すべては 歳をとってみないとわからない。
2日目。おじさんたちの体力に配慮して 午前の忍者博物館は断念して
民宿でゆっくりさせてもらうことにした。
都会派のおじさんたちは 特に散歩に行くでもなく
農作業も「おれはいいよ~」と遠巻きに眺めている。
イモ掘りをさせてもらった。
「風庵」では 採れたて地元食材の料理や みなさんとの交流で
お年寄りと小さい子のいるグループにとっては
なんともやさしくアットホームに過ごさせていただいた。
お世話になりました。
午後は信楽に移動し それぞれに皿やタヌキなど作った。
後日完成品が送られてくるのを楽しみに待つことにする。
今年もこうしてどたばたと旅行が終わった。
「なんだか 帰り道はしんみりするな」と帰りの車の中 Niさんがつぶやく。
大変だったけど 仲間で過ごして楽しかったひととき。
一人の部屋に帰るのが惜しい感じがするのだろう。
来年もまた行けますように。