紙芝居劇むすび



遠足2013

おじさんたち水入らずで遠足に。
今年は新人さんたちが入って間もないので
こうして紙芝居抜きに出かけることも
大事である。

昨日足が痛かった中井さんはお留守番で
83歳の本所さんは「行く!」というので60代チームが囲んでいく。
行先は奈良。絶好の行楽日和。

駅からてくてく歩いて
東大寺周辺に行くと シカせんべい屋さんにシカが集まっている。
シカせんべいをあげたかった本所さん。
せんべいを手にするや否や
ワッとシカに囲まれて 一瞬で食い尽くされてしまった。
(本所さんが食べられなくてよかった)
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50年前の修学旅行ぶりのおじさんもいたり
大仏殿を見ると みんなのテンションもあがる。
本所さんがポーズを決めると むすびの連中が一斉にカメラを向ける。
おじいちゃんがおっちゃんたちのカメラの中にいる図が不思議なのか
通りすがる人が振り返る。
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このあたりから本所さんの様子が急変する。
大仏様にご対面する間もなく 座り込み 苦しそうな表情。
みんなが車椅子を借りに走ったり 水を買いに行ったり
なんとか落ち着いて昼食のレストランまでたどり着いたのだけど。

本所さんの体調は戻らず スタッフで本所さんを連れて帰ることにした。
難波まで帰ったところで動けなくなった本所さん。救急車を呼ぶ。
でも救急車の中で親切に対応されるうちに
本所さんの血圧や脈拍が 突然正常に戻った。
「あっ 今、表情がしっかりされましたね(^^)」と救急隊員さん。

念のため病院で検査もしてもらったが
今日はもう帰って大丈夫と太鼓判も押してもらった。
本所さんもしっかりした足取りで出てきた。
看護師さんに「紙芝居、がんばってくださいね」と声をかけてもらっている。

残って観光をしている60代チームに連絡したら
もう大阪に帰って 病院に向かっているとのこと。
「みんなで迎えに行くから 一緒に帰ろう」と。

「せっかくの楽しい遠足を台無しにして ごめん!」と謝る本所さんに
「本所さんが大事なんやから!」と若手たち。
にっこり笑顔を取り戻した本所さんに みんなもにっこりして
今日を無事に終わることができた。

高齢のメンバーが 自分の力で歩くことも大事だし
しかし高齢ゆえのもろさもある。
近頃はそのバランスに悩む日々である。
乗り越える力は「愛」と「行動」なのであるなあと
教えられた。
by musubi-pro | 2013-11-23 22:08 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動