紙芝居劇むすび



引き継がれる伝統

近頃 60代若手チームが 傷んだ小道具や紙芝居を補修している。

ヨレヨレになった紙芝居を 厚紙に貼り付ける。
その厚紙もどこに売っているかわからないから 寒い中
あちこちをあたって探す。
糊で貼るべきか 両面テープで貼るべきか 議論する。

桃太郎の桃の葉っぱは 段ボール製なのだけど
これもヨレヨレになっていた。

前のデザインを殺さないように透明のテープで補強する。
(ちなみに、8年前ぐらいに亡き婦木さんがつくった桃の小道具だ)
やり直さないといけない部分は 同じ形に切って 同じ色を探して塗る。

葉脈の部分を塗ろうとしていた吉岡さんが
「あれっ!?これは絵の具でなくて、色紙で貼ってあるわ!」
よく見ると桃の葉の葉脈は細く切った色紙で 丁寧に貼ってある。
婦木さん 丁寧な仕事をしていたんだなあ。

吉岡さんが大塚さんに声をかけて 葉脈になる紙を切ってもらう。
老眼鏡をかけて 一生懸命やっているけど 太さは婦木さん版の倍近くある。
それを別の人が気づかれないようにそっと2つに分けて
吉岡さんが貼り付ける。

「よう見りゃ 前のは葉脈が微妙にカーブしとる・・・まあこれで許してもらおうや!」
今回の完成品が右で 婦木さんのオリジナル版が左です。

小道具一つ一つに 歴史が刻まれる。
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by musubi-pro | 2013-12-19 21:24 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動