紙芝居劇むすび



本所さん その後

むすびからも近い場所にある老人ホームに暮らすようになった本所さん。

最初は不安からか険しい顔をしていることもあったが
だんだん慣れて 穏やかな表情をするようになった。

毎日のようにむすびの若手おじさんたちがのぞいてくれる。
時には誰かが車椅子を押して散歩に連れて行ってくれたり
部屋には手づくりの「本所カレンダー」(紙芝居公演日が書かれている)や
間瀬さん画の本所さん肖像画。

「わし 愛されとる(^^)」といつか本所さんがほほ笑んだ。

紙芝居公演にも復帰している。
3Fにある西成プラザに行くときは親切な学生さんやら
だれかに負ぶってもらって上がり
でも紙芝居の時はすっくと立ち上がり あの踊りを披露している。

若手たちは「やっぱり本所さんが入ると紙芝居が全然違う。盛り上がる」と
感心している。
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昨日部屋を訪ねると 「わし こうしていたら死ぬ気がせんわ」と笑顔だった。
「わいはあまりくよくよせんな。いやなこともぱっと忘れてまう。
それに、いいこともあるけど いいことばかりじゃないしな。平穏におることがエエわ」と
どれだけ褒められても天狗にならない 本所さんの哲学を語っていた。

やっぱりもっと長生きして するべきことがある人なのかもしれない。
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by musubi-pro | 2014-07-23 22:51 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動