紙芝居劇むすび



久々の作村さん

ひょこひょこと自分で歩いて 10ヶ月ぶりぐらいに事務所に入ってきたのは
作村さんだった。

むすびの創成期からメンバーだった作村さん。
同年代の仲間がいなくなっていき 自身も体調を悪くして
「もうむすびは辞めた」と 顔を見せなくなっていた。

その彼が「もう来るなって言われるんちゃうやろな」と
言いながらも笑顔で椅子に腰をかけて
新人さんが入れてくれたコーヒーを「おおきに」と受け取り
みんなとおしゃべりを楽しんだ。

紙芝居はまだやっているのか メンバーは足りているのか
ひとしきり心配事をたずねてから
後輩たちを眺める。

来客にコーヒーを入れる人
セカセカと料理している人
かつての自分と重なったのか
「わしと一緒やな」と つぶやく。

後輩たちは後輩たちで
「きっと今日来るのに、勇気がいったはずだ」
「かなり遠慮して 来たくても来れなかったんだな」と
作村さんの気持ちを慮る。

夕方には たまたま遠くから大阪に来た本所さんの弟さんが
迷いながらむすびまでたどり着いて
運良くメンバーと出会ったので 一緒に本所さんのもとへ。
「わしの弟や!」と涙ぐみ 弟さんを見つめてはニッコリ笑顔に。

先輩たちと後輩たちは今 貴重な時間を共有している。
by musubi-pro | 2014-11-13 22:42 | むすび日記
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