紙芝居劇むすび



むすびin宮城 2015春-前編

今年も遠距離恋愛中のほなみ劇団に会いに
4/24-27の日程で宮城に行ってきた。

目的は主に3つ。
①ほなみ劇団の俳優、新田さんが毎年見せてくれる真っ赤なチューリップの庭でチューリップ祭りに参加する

②横浜のネパリバザーロさん(ネパールの商品をフェアトレード)が、2011年の震災後、避難生活を送られているみなさんを日帰り温泉ツアーに招待するプロジェクト。ほなみ劇団に来た出し物への依頼に、むすびも参加させてもらう

③がんサロン定例会で、ほなみ劇団と合同で新作「孝太と亀吉」を初上演する

4/24 
初の飛行機体験となるスガさんが「雲を下に見て、気持ちが高ぶった」と最初から感激モードで旅ははじまった。
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穂波の郷クリニックに行く前に、立ち寄ったのは「がんばろう石巻」の広場。
2年前、先代のおじいちゃんたちが紙芝居公演を行った場所。
震災後4年も経ったのに、広場のまわりはまだ野原。
トラックがあっちにこっちに動いてはいたけれど
ここで暮らしを営んできた人たちがうかばれないなぁ。
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佐野のじいちゃんが自身の死にかけた経験を語ったり
鯉のぼりがはためく中、涙が出た紙芝居公演のこと
ここで出会ったおっちゃんのこと。
こうして帰って来れる場所があると、思い出もまたよみがえる。
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その広場をつくった黒澤さんのところでトイレを借りるべく立ち寄る。
話題が出たついでに、震災の年、がんばろう広場で芽生えた「ど根性ひまわり」の
種の袋詰め作業を手伝わせていただいた。今年で5代目。
たくましく吹き返してくる生命を日本各地で育て、思いとともに広げている。
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ほなみクリニックに到着すると、ほぼ伝統行事となった「餃子包み」。
作業を通じて、初めてのスガさんも、スタッフさんたちも打ち解けていく。
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みんなでそれを焼きながらいただく。自己紹介をしたり、ゆるゆると
時間が過ぎる。
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4/25
翌朝、クリニックが最近はじめた事業「農尊キャンパス」なるもので、
急遽ネギの植え付けを体験することになった。
学長さんは、クリニックの患者さんでもある國男さん。
重い病とは思えない生き生きした目にびっくりする。
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ここでとれた野菜はクリニックの行事に使われたりするらしい。
学長・國男さんの熱心なご指導に、一同とにかくついていく。
同行した小菊さんも農家の嫁として苦労した経験や、農作業の極意を語ってくれた。
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そして。今年も待ってくれていました。真っ赤なチューリップたち。
今年は暖かかったのでもはや散っているかと思いきや
最高のタイミングで花を開いてくれていた。
新田さんががんの余命を宣告されて、それを過ぎて1年以上が経つ。
こうして会えること、すべてのことは奇跡のように起こっている。
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大阪と宮城の面々、のどを競い合い、芸の披露あり、春をよろこぶ宴。
大阪から駆けつけてきた古橋理絵さんが圧倒的な迫力で場を盛り上げてくださった。
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さて、宴を撤収すると翌日に向けて打ち合わせとリハーサルに移る。
まずは衣装選び。
明日の飯舘村の人たちに見ていただくほなみ劇団の劇「花咲かじいさん」に、
むすびはなんと水戸黄門ご一行ということで特別出演することになった。
みんなでああだこうだ言いながら、すばらしい黄門様、助さん格さん、うっかり八兵衛の出来上がり!
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衣装をつけて気持ちの盛り上がったところで、本番さながらのリハーサルがはじまる。
こわいのは絵本の朗読の後の「飛び出る絵本」の部分で、簡単なあらすじに沿って
役者がアドリブを駆使して、絵本の「その後」を演じる。毎回セリフは変わる。
みんなで微調整を繰り返しながら、それぞれが役になりきって気持ちを込めていく。
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91歳小菊さん、会うたびにかわいくなっている!とおじさんたちも言うほど
光り輝いていた。
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(続く)
by musubi-pro | 2015-04-28 01:06 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ
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