紙芝居劇むすび



今年のごほうび

おじさんたちが1年がんばって積み立てたお金で
むすび恒例 秋の旅行に行ってきた。

今年のツアーは「おおぼけツアー」とタイトルがつけられたように
徳島の山間にある「大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)峡」を訪れた。

1日目。

バスで徳島へ。さっそく駅前でうどんを食べた。
あまりのおいしさにメンバーのひとりはカバンを店に置いてきてしまった。
気がついたのはローカル電車に乗り込んだとき。
なんとか間に合ったけど ヒィ あぶない。

電車に1時間ほどゆられている間
おじさんたちは
82歳のおばちゃんと仲良くなって ワイワイと楽しそうだ。

穴吹駅に到着。ここには「うだつがあがる」という言い回しのもととなっている
「うだつ」の町並みがある脇町がある。

戦後芝居小屋だった「オデオン座」が いまもそのまま残っていて
ここは映画の舞台になったり 今も由美かおるや里見浩太郎が来たり
ファンにはたまらない演芸場として稼働しているらしい。

受付の方がずっと案内してくださり スクリーンを下ろしてくれたり
三味線のCDを流してくださったりと 大サービスで
「じつは紙芝居をやってるおじさんたちなんですよ」というと
「ぜひここでも公演してください!」と会場の料金表をくださったり…

でもこんな素敵なところで紙芝居 やったらいいだろうなぁ。
おじさんたちも芝居ごっこで盛り上がる。
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「うだつ」とは家と家の間にある防火壁みたいなもので
つくるのにお金がかかるから これがあると金持ちのステータスみたいなものらしく
そのへんから「うだつがあがる」という言葉ができたらしい。
(軒の下の方にある白い出っ張りが「うだつ」です)
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無人の休憩所でお茶を一服。湯吞やお茶が置いてあって自由にお茶が飲めるほか
昔の藍染の道具などが置いてある。
「用心悪いなぁ。 西成では考えられんことやで。」 
とはおじさんたちの感想。

穴吹の旅館で1泊。 グループプランだったので大部屋で雑魚寝状態。
まあでも いつも一人で寝ているおじさんたち たまには
にぎやかでいいかも。 テレビをみたり おしゃべりしたり お風呂に行ったり
仲間と過ごす夜も楽しい。

翌朝 散歩にでかける。
旅館にはヤギがいて エサがやれるし 冷たい空気が気持ちいい。
すっかり童心に帰って 柿をとりに草むらに入っていくおじさん…
かじった後 わかったことですが それは渋柿だった。悪いことはできません。
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再びローカル線で大歩危峡に近い阿波池田へ。
ガタゴトと吉野川を眺めながらの時間が 最高にいい感じ。

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阿波池田からは1日かけて観光に連れて回ってくれるバスツアーがある。
川の舟下り 石の博物館 平家屋敷 かずら橋 など
秋の一日を満喫。
かずら橋は落ちそうで落ちないけど ユラユラ揺れて とってもコワイ。
おじさんたち もう引き返せないとわかると 一歩一歩進んでいた。
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あっという間の2日間が過ぎて またバスで大阪へ戻る。
たくさんできた思い出をしゃべったり 疲れて爆睡したり
しみじみと外の風景を眺めたり しながら
真っ暗だった道路が だんだんと光やネオンに照らされてくると
ちょっとホっとしたり。

すっかり旅慣れてきた むすびの旅行でした。
by musubi-pro | 2007-11-08 22:04 | むすび日記
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西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動