紙芝居劇むすび



カテゴリ:ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ( 15 )


むすびin宮城 2015春-後編2(完)

4/27
最終日。今日は穂波の郷クリニックのがんサロン定例会にて、
むすびの新作を初披露する。

それぞれ到着後、さっそく読み合せをする。
今度はむすびの紙芝居にほなみ劇団の新田さんと小菊さんが参加する。
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新作「孝太と亀吉」には、新田さんがモデルの不思議な「おじいさん」が登場する。
ヨシオカさんが大事に手で持ってきた手づくりの帽子がとってもお似合い。
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小菊さんは主人公「孝太」の妹「さくら」を演じる。
自分の読むところをちゃんと確認してくれている。
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サロンのお客さんと、この4日間を過ごしたスタッフの皆さん方に見守られて
新作「孝太と亀吉」はようやく命を吹き込まれて、歩き始めた。
ほなみ劇団のみなさんと、この日が迎えられて本当にうれしかった。

挿入歌はひきたまさんとひと花センターさんがご協力くださって
おじさんたちがつくった「孝太といっしょ」。
すでにみんな大好きになった歌。ずっと残っていく歌だと思う。
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そして、みんなで昼食。心を尽くして準備してくださったごちそう。
これがほなみ劇団の元気の源。まゆみさん、ありがとう。
スタッフもお客さんも役者も、みんな一緒にとる食事には
本当に人をつなぐ力をもっている。
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帰る時間がきた。
新田さんは「今年はなんとか生きていますから、一緒に10周年を祝いましょう」と再会を約束してくれた。
また会いたい!ほなみ劇団と別れる時は、いつも痛烈にそう思う。
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あちこちで、「この遠征の費用はどこから出ているの?」と聞かれる。

たくさんの方からのカンパ、おじさんたちの積立、紙芝居公演料からの補てん。
そして、むすびから空港まで送ってくださった人など
見えない部分で力になってくださった方がたくさんいた。

数え切れないみなさんの助けで成り立っている遠距離恋愛。
それゆえに本当に愛おしく尊い時間だった。

(むすびin宮城2014春  完)

それぞれの方にきちんとお礼もお伝えできていませんが
関わってくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
by musubi-pro | 2015-04-29 23:10 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

むすびin宮城 2015春-後編1

4/26
今回宿泊は2泊ほど穂波の里クリニックの新しい建物「コミュニティケアハウス はるか未来館」に泊めていただいた。朝は自分たちでプチ自炊。ほなみ劇団の大石さんや居合わせた学生さんと優雅な朝食をとる。
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優雅な朝の散歩。
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そして、車で小一時間ほどのところにある鳴子温泉に到着すると
ドタバタがはじまる。
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新田さんもときおり肩で息をしながらも、静かにテンションを高めていく。
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今日は飯舘村から避難生活をしている方が50人ほど来られるらしい。
真剣なリハーサルを経て、いざ本番。
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ほなみ劇団の劇は、朗読に続いて、登場人物たちが飛び出してきて話の「その後」を演じる。
役者たちは最高のことばをアドリブで引き出し、客席のみなさんに語りかける。
むすびの黄門様ご一行も、変な間をつくりはしたが、場を盛り上げられたようである。
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大阪からの友人や、そしてむすびのメンバーで、今は福島県で仕事をしている
オオツカさんが駆けつけてくれた。みんなうれしい再会!
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飯舘村のみなさんとの交流会。
むすびの活動する地域にもさまざまな事情で故郷に帰れない人が多く
おじさんたち自身も知っている寂しさや孤独。
くわしく言わなくても、なんとなくわかってるよね、という近い空気。
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それぞれの避難所に帰る飯舘村の方たちを見送る。
合同劇を見て泣いてくださった方や、逆にあたたかい声援をくださった方
素敵な笑顔を見せてくださった方。
こうして宮城に来て出会い、また別れるけれど、心に残るだろう人たち。

主催のネパリバザーロさんはネパールの支援をしながら、震災後はこうして
被災地の方々にもリフレッシュの場を提供してきた。
ネパールで地震があったと聞いて、会場の一同、心をいため
ネパリバザーロさんにカンパなど託した。
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この日はむすびは鳴子温泉で泊まることにした。
疲れたであろうおじさんたちの部屋からは
遅くまでわいわいと話す声が聞こえてきていた。  (続く)
by musubi-pro | 2015-04-28 23:42 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

むすびin宮城 2015春-前編

今年も遠距離恋愛中のほなみ劇団に会いに
4/24-27の日程で宮城に行ってきた。

目的は主に3つ。
①ほなみ劇団の俳優、新田さんが毎年見せてくれる真っ赤なチューリップの庭でチューリップ祭りに参加する

②横浜のネパリバザーロさん(ネパールの商品をフェアトレード)が、2011年の震災後、避難生活を送られているみなさんを日帰り温泉ツアーに招待するプロジェクト。ほなみ劇団に来た出し物への依頼に、むすびも参加させてもらう

③がんサロン定例会で、ほなみ劇団と合同で新作「孝太と亀吉」を初上演する

4/24 
初の飛行機体験となるスガさんが「雲を下に見て、気持ちが高ぶった」と最初から感激モードで旅ははじまった。
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穂波の郷クリニックに行く前に、立ち寄ったのは「がんばろう石巻」の広場。
2年前、先代のおじいちゃんたちが紙芝居公演を行った場所。
震災後4年も経ったのに、広場のまわりはまだ野原。
トラックがあっちにこっちに動いてはいたけれど
ここで暮らしを営んできた人たちがうかばれないなぁ。
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佐野のじいちゃんが自身の死にかけた経験を語ったり
鯉のぼりがはためく中、涙が出た紙芝居公演のこと
ここで出会ったおっちゃんのこと。
こうして帰って来れる場所があると、思い出もまたよみがえる。
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その広場をつくった黒澤さんのところでトイレを借りるべく立ち寄る。
話題が出たついでに、震災の年、がんばろう広場で芽生えた「ど根性ひまわり」の
種の袋詰め作業を手伝わせていただいた。今年で5代目。
たくましく吹き返してくる生命を日本各地で育て、思いとともに広げている。
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ほなみクリニックに到着すると、ほぼ伝統行事となった「餃子包み」。
作業を通じて、初めてのスガさんも、スタッフさんたちも打ち解けていく。
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みんなでそれを焼きながらいただく。自己紹介をしたり、ゆるゆると
時間が過ぎる。
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4/25
翌朝、クリニックが最近はじめた事業「農尊キャンパス」なるもので、
急遽ネギの植え付けを体験することになった。
学長さんは、クリニックの患者さんでもある國男さん。
重い病とは思えない生き生きした目にびっくりする。
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ここでとれた野菜はクリニックの行事に使われたりするらしい。
学長・國男さんの熱心なご指導に、一同とにかくついていく。
同行した小菊さんも農家の嫁として苦労した経験や、農作業の極意を語ってくれた。
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そして。今年も待ってくれていました。真っ赤なチューリップたち。
今年は暖かかったのでもはや散っているかと思いきや
最高のタイミングで花を開いてくれていた。
新田さんががんの余命を宣告されて、それを過ぎて1年以上が経つ。
こうして会えること、すべてのことは奇跡のように起こっている。
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大阪と宮城の面々、のどを競い合い、芸の披露あり、春をよろこぶ宴。
大阪から駆けつけてきた古橋理絵さんが圧倒的な迫力で場を盛り上げてくださった。
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さて、宴を撤収すると翌日に向けて打ち合わせとリハーサルに移る。
まずは衣装選び。
明日の飯舘村の人たちに見ていただくほなみ劇団の劇「花咲かじいさん」に、
むすびはなんと水戸黄門ご一行ということで特別出演することになった。
みんなでああだこうだ言いながら、すばらしい黄門様、助さん格さん、うっかり八兵衛の出来上がり!
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衣装をつけて気持ちの盛り上がったところで、本番さながらのリハーサルがはじまる。
こわいのは絵本の朗読の後の「飛び出る絵本」の部分で、簡単なあらすじに沿って
役者がアドリブを駆使して、絵本の「その後」を演じる。毎回セリフは変わる。
みんなで微調整を繰り返しながら、それぞれが役になりきって気持ちを込めていく。
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91歳小菊さん、会うたびにかわいくなっている!とおじさんたちも言うほど
光り輝いていた。
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(続く)
by musubi-pro | 2015-04-28 01:06 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

今年も宮城に行きます

4/24~27 宮城行きが決定した。

闘病中、84歳の新田さんのお宅に咲くチューリップのおまつり
東鳴子温泉で福島から避難されているみなさんとの交流(ほなみ劇団さんの公演に乗っかります)
大崎市で新作紙芝居の発表?

新田さんは数年前に看取った奥様が生前大事に育て みんなに見せるのを楽しみにしていた
チューリップを引き継いで 昨年もチューリップまつりを開いた。
むすびのおじさんたちと新田さんの 夢のような春の一日だった。
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ほなみ劇団と遠距離恋愛をはじめたのは、むすびの先代のおじいちゃんたちで
新しいメンバーたちがそれをまた引き継いでいる。
人はいなくなっても 後の人の心に宿るらしい。
先輩方の思いも一緒に 宮城へ。
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《カンパのお願い》
  
この交流は双方自腹で行っています。
おっちゃんたちの積立、紙芝居の公演料、皆様からのカンパを大事に貯めてきたものを使わせていただきます。


※振替用紙に「ほなみむすびプロジェクト」とご明記ください。
郵便振替 「紙芝居劇むすび」00990-2-322322
他行からの振込の場合(099店 当座0322322)
by musubi-pro | 2015-03-16 20:11 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

宮城への旅2014

交流しているほなみ劇団に出会い直す旅。

佐野さんが 最後の言葉にするほど
行きたかった宮城に
若手たちが初めて降り立つ。

去年 感動の合同公演をした「がんばろう石巻」の広場に立ち寄る。
まわりの風景はほとんど変わっていなくて
置き去られたような寂しさもあり
でも見学の若い人たちがぽつぽつと訪れていた。

おじさんたち しばし言葉少なに風景を眺めていた。
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さて 穂波の郷クリニックに到着。
新しくできたセミナーハウスに花を植える準備をしていた新田さんのもとへ。
昨年11月にお会いした時より
お元気そうな姿に 一同ほっと胸をなでおろす。
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新田さんに教えてもらいながら 花を植える。
師匠と弟子みたいで いい感じ。
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そしてクリニックに入ったかと思うと 餃子を包んでいたおじさんたち。
若手だけあって 手助けもさしていらずに サクサクと出来上がっていく。
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出来上がった餃子で 歓迎の宴がスタート!
お互いに自己紹介からはじまる。
自然とお隣さんに醤油をまわしたり お皿をとったり
少しずつ 打ち解けていくのがむすびとほなみ流。
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途中 サプライズが。名古屋の間瀬さんより届いた肖像画が開封された。
90歳の小菊さんは 「あらまー」と はにかんで顔を隠し
83歳の新田さんは 「すごいな こりゃ」と 満面の笑み。
巨大本所さんの絵といい 間瀬さんの創作意欲に敬服。
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気づくとむすびのおじさんたちが
ほなみのお年寄りたちにマッサージをしていた。 
親にするみたいに 話しかけながら やさしく身体に触れる。
癒されているのは されている側だけでなく
している方もまた 受け入れてもらっているのだと
互いの雰囲気からよくわかる。 
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今回は2泊3日 新田さんの家に泊めてもらった。
たくさんの布団の準備など クリニックの方にもお手伝いいただいたとか。
わいわいと寝支度が進み 新田さんとおじさんたち
少しの戸惑いの中 一日目を終える。

2日目。この旅のメインイベント。
新田さんの亡き奥さまが始めた「チューリップまつり」
それを引き継いだ新田さん。今年はむすびと開催する。
チューリップは満開で待っていてくれた。
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予定表に「ブランチ」と書いてあったので
朝食は食べんとこー ということで
でもおじさんたちは朝6時から起きて散歩に行ってきて
「このコンビニのコーヒーうまいぞ」と コーヒー片手に帰ってきた。
若いおじさんたちの会話を微笑みながら見守る新田さん。
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その後「バーベキューをするから 材料調達や企画は任せる」とお達しがあり
新田さんとおじさんたちは 家中をひっくり返しながら
ござを出したり 炭に火をおこしたり 買い出しに行ったり
すごいチームワークで準備を整えた。
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おじさんたちの頑張りのおかげで「チューリップまつり」は楽しい宴となり
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新田さんとおじさんたちも お役目を果たしてニッコリ。
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夕方からはクリニックにて 合同紙芝居劇のリハーサル。
3日目に地元のグループホームで上演する予定。
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こんな珍場面も。(右は女装したむすびのおじさん)
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朝から動きっぱなしだったおじさんたち。新田邸に帰ってきた。
「寝ようか?」という声もありながら 新田さんの一声でカラオケ大会が始まった。
むすびのおじさん「10時までには終わろうな」と 新田さんの体力を気遣い
仲間にこっそり声をかける。

おっちゃんたちの宴は大いに盛り上がり
新田さんとむすびの新人さんたちはすっかり打ち解けて
「ああ もう明日帰らんとあかんのか」と誰かがつぶやいた。
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最後の朝ごはん。もう家族みたいな親しさが漂って
他人同士 こんなにリラックスして一緒にいるのが とっても不思議。
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クリニックに集合して 公演直前の練習をとおもいきや
待合の患者さんたちに向けて 公開練習ということになった。
「もう時間がないよ~」「無理だよ~」と焦る一同だったが
お客さんの笑顔に勇気をもらって だんだんいい演技をする俳優陣。
思いがけず いい時間になった。
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急いで片付けて 場所を移動して グループホーム「コスモス」に到着。
さっきの公開練習に自信をつけた一同は 力を合わせてやりきった。
その心意気がお客さんたちに伝わっただろうか。
後でむすびのおじさんが 「わし ホームのおばあちゃんに3回もチューされた」
とはにかみながら語っていた。
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クリニックに戻って むすびもいよいよ出立の時が来た。
寂しそうな表情の新田さん。温かく見送ってくれたみなさん。

新人のおじさんたちにも また新たな故郷ができた。
「また会いましょう。お元気で!」
先代のおじさんたちが築いた交流が
しっかり引き継がれたようだった。
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応援してくださったすべての方々に感謝申し上げます。
by musubi-pro | 2014-05-01 22:11 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

ほなみ&むすび恋愛道中 【その3 番外編】

3日の公演の後 合流した三浦先生を囲んで打ち上げを催した。新世界の中華屋さんにて。
すっかり打ち解けた一行は 三浦先生とむすびの吉岡さんのハーモニカ共演で「赤とんぼ」「ふるさと」を合唱。
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イベントは実はもうひとつあった。
公演の準備と並行して進められていたプロジェクトは
11月初旬生まれの誕生日会。いずれも裏方としてがんばっている人ばかり。
宮城のじゅんさん、吉田さん、大阪の友岡さん、澤田さん。
みんなは密かにカードに寄せ書きし ケーキとプレゼントを調達し
意外なタイミングで バースデーソングが合唱された。
感極まってウルウルする人あり(;_;) もらい泣きするおじさんあり
ほなみ劇団名物のサプライズに 疲れも吹っ飛ぶ。
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夢のようなひとときが終わろうとしている。宮城の新田さんが「通天閣の下で写真を撮るのが夢だったのに 今日はみなさんと食事までできて、夢叶いました!最高です」 新田さんの晴々した顔が輝いていた。
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新田さんの幸福は続く。ホテルに帰って 野球観戦。この日新田さんが応援する楽天が優勝し ホテル中央のロビーは宮城から来たほなみ劇団の歓喜で沸いた。
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ほなみ女性陣の部屋。ガールズトークでひとりずつ眠りに落ちるまで にぎやかだった。小菊おばあちゃん 劇団運営の悩みに一喝してくれたり 「わたしは男に生まれたかった!」と。元気いっぱい。
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別れの朝 早朝から貸切にしていただいた喫茶の前で 新田さんにエールを送る むすびの若手たち。みんな 前日の新田さんのお話に感動したそうだ。また会いましょう!このことばをちゃんと実現していきたい。そのために 力を合わせて。
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ほなみ劇団は空港に行く前にプチ観光。四天王寺の亀の池の前で 小菊ばあちゃんが止まって 亀の応援。「それそれ、どっこいしょ!がんばって岸にあがるんだ~ほれ、もう少すだ」それを黙って見守る千恵子さん。女性同士の距離感。
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あれよあれよと飛行機に乗る時間が来てしまった。車椅子の小菊さんの膝の上には どっさりの荷物。むすびのスタッフが言う。「佐野さんのときもああしてたね。思い出したわ~」車椅子を押してもらっている負い目を佐野さんが感じないように「ほい、これ持って」と膝の上に重い荷物を乗せて「ありがとう。助かるわ」と言える関係を自然とつくっていた。佐野さんも積極的に「わしが持つ」と声をかけてくれた なつかしい光景。
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こうして2泊3日 ほなみ&むすびのランデブーは終わった。
それぞれ すぐにいつもの生活が待っている。
だけどたくさんのみなさんと出会いながらの交流は みんなの今後の心の糧になることは間違いない。
関わっていただいたみなさまに 心より感謝申しあげます。

今後も遠距離恋愛は続いていきます。応援をよろしくお願いいたします
         郵便振替 「紙芝居劇むすび」00990-2-322322         
        他行からの振込の場合(099店 当座0322322)  
 ※「ほなみプロジェクト」とご明記ください

                             〈 完 〉
by musubi-pro | 2013-11-09 10:08 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

ほなみ&むすび恋愛道中 【その2 交流会編】

11月2日 夕方 ほなみ劇団が宮城から釜ヶ崎に到着した。

まだ見ぬ恋人のために
若手メンバーが歓迎の垂れ幕や 花で 会場を飾ってくれた。

車が到着して再会や 出会いをよろこぶ。病気を押して来てくれた
新田さんも元気そうで 思わず抱きしめる。
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宴のテーブルには むすびのおじさんたちのつくったおでん。「あなぐま亭」さんが心を尽くしてくださったオードブル。  
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新田さんが 佐野さんを偲んで手品を練習してきたとのこと。まずは墓前報告。
「佐野さん あなたが宮城で披露してくれた手品を、今日は私が挑戦してみます」
佐野さん 亡くなったとは思えない存在感だ。
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先ほどまで青白い顔をしていた新田さんだったが
手品を始めると 表情が生き生きとしている。
宮城では食欲を失っていたということだが
おでんも オードブルも しっかりと食べられていた。
手品は大成功!? パートナーのじゅんくんのアシストも息が合い
ほのぼのとした味わいがあった。
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さあ リハーサル! はじめてみんなで明日の公演の流れを追う。
山崎都世子さんの映像。佐野さんの葬式の場面で哀しく始まったかと思うと
佐野さんの爆裂トーク 爆裂なソング 一同 手をたたいて大笑いし
涙も流れ なつかしい宮城公演の映像に心も再び燃えた。
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紙芝居の読み合わせ。スミレのスーちゃん役は千恵子さん(左)
タンポポのポコちゃんは小菊さん(右)。手製のかつらをかぶせると
ふたりとも互いの顔を見て吹き出した。はずかしさで顔をあげられない千恵子さん
ふたりのかわいいお花の様子に まさに春が来たような華やかさ。
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読み合わせはスムーズに。宮城でも同じ台本で練習をしていてくれたので
むしろ むすびの方が怪しく 人のセリフを取ってしまうという得意技を
何度も繰り返すので ほなみ劇団のみなさん 唖然とされていた。
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紙芝居のあとは 歌、ということで 歌い手の小菊ばあちゃんの指導で「さいたら節」の踊りも習う。「そんなことでは、舟を漕いでるようには見えねえ!!こうやるんだ!!」と自ら踊り スパルタ式に練習はすすむ。一同は気がつくと汗だくになり 一心不乱に踊っていた。90歳の小菊さんのエネルギーに圧倒される。
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スタッフたちは宮城から 会場のお客様用に持ってきてくださった 手作りの餡餅にシール貼り。
ほなみ劇団はみんなの喜ぶ顔が大好きで こういったサプライズにエネルギーを動員する。
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すっかりウォーミングアップができて 明日に備える → 「その1 合同公演編
by musubi-pro | 2013-11-07 07:23 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

ほなみ&むすび 恋愛道中 【その1 合同公演編】

一心寺南会所での 合同公演。
5月に亡くなったむすびのメンバー佐野さんを偲んで。

佐野さんの愛情むき出しの態度がなければ
死ぬまで胸に抱き続けた 宮城の仲間への執念がなければ
この2つの団体の関係は 恋にまで発展しなかったかもしれない。

イベントの受付を買って出てくれたのは
ドレス姿の小菊さん(90) 大黒さんの千恵子さん(82) 本所さん(83)
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お客さんのなかには 金沢や名古屋からはるばる駆けつけてくださった人や
ほなみ劇団が泊まった「ホテル中央」のロビーで昨夜一緒に楽天の試合を見ていた
お兄さんも来てくださっていたし
むすびメンバー行きつけの喫茶店のママさんや
いつものみなさんがご家族を連れて来てくれていたり
若手のおじさんたちが自ら声をかけた 同じ集合住宅の仲間も来ていた。

一心寺の南会所が80人の人で満員になった。

オープニング。まずはめでたく古橋理絵さんの南京玉すだれと
千恵子さんの大黒舞。
はにかんだ千恵子さんと古橋さんのおもしろいトークがいいコンビネーション。
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佐野さんへの黙とう。
ここでちょっとしたサプライズで 古橋さんが「今日はお寺での開催。
これから佐野さんにお祈りをしたいのですが もしや会場にお坊さまはいらっしゃいませんか?」
と呼びかけると 「…はい!」と応答が! 
実は いつもむすびの葬儀や法事をお願いしている僧侶の川浪さん。
「いたぁぁっ!!」ということで 川浪さんに鐘を鳴らしていただく間
黙とうをした。
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山崎都世子監督に特別につくっていただいた映像の上映。
佐野さんのつないだ縁が浮かび上がってくる。
ほなみと むすびの日々の葛藤が 共有され 慰められるような
そんな出会いが 走馬灯のようにスクリーンに映った。

ここでほなみ劇団の紹介コーナー。緩和・在宅ケアと一言でいえるほど
「穂波の郷クリニック」の取り組みは甘くない。
80歳以上の超高齢のみなさんも 末期と言われる患者さんも
そのご家族も みんなが誰かのために動き 人の輪の中で
休む間もなく全うされる。

今回参加した新田憲司さん(82)は 自分が癌の妻を自宅で看取った話を
したあと 先日自らも癌の宣告を受けたと、会場のみなさんに語った。
告知を受けたのはつい先日で まだ受け止めることもままならない中
今回の交流の中に 飛び込んで来てくれた新田さんに敬意を表したい。
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写真を撮っていないのですが
紙芝居は「春の里山七人衆」。
役者が かわいい花や動物に扮して 春に一日を演じる。

昨日みんなが全員集合した姿を見て
新田さんが「いやぁ まるで春が来たみたいだ」と漏らしていた言葉が思い出される。

この物語の作者の浅田さんが「みんな かわいいこどものような心でつき合えたら」
というようなことを語っていたことを思い出す。

ほなみ劇団と合同で演じることで 新田さんの東北訛りのナレーションや
おばあちゃんたちのかわいい声を聞くことができた。

時間は押しに押して 長老サミットは中止に…
自己紹介と 小菊さんの唄う「斎太郎節」でフィナーレ。
たぶんお年寄りのみなさんは二時間半のステージで
フラフラだったと思うのだけど 最後までシャンとして務め上げた。天晴!

そして 2つの団体に思いがけないプレゼントが。
今朝ようやく描きあげたという絵が
名古屋の間瀬さんより贈られた。
佐野さんの魂が 目にこもっている。どきっとした。
この絵はほなみクリニックに飾っていただくことにした。
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記念撮影をしていると 間に合わないと言われていた
穂波の郷クリニックの院長 三浦先生が駆けつけてきた。
新田さんが大阪行を決断したのは 三浦先生が
「主治医として ついていく」と言ってくれた力も大きい。
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どうなることかと思っていたけれど 宮城から来たわたしたちの恋人を
みなさんに無事紹介することができたようで とりあえずほっとして
アンケートを回収し忘れていたので
いらっしゃったお客様 ぜひとも感想をお寄せいただけるとうれしいです。
→メール kamishibaigeki@yahoo.co.jp

ご来場の皆様 ご協力いただいた皆様 本当にありがとうございました。
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by musubi-pro | 2013-11-06 06:38 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

5月に宮城へ再び!ご協力をお願いします

昨年 宮城県の「ほなみ劇団」と衝撃的に出会ったむすび。

みんなでわいわいと楽しかった記憶。
90歳の小菊さんとむすび93歳佐野さんの熱い友情。
「元気かな~」と誰かを思えるしあわせ。

遠距離恋愛って いまどき ですが
遠いから思うしかなく 会えないから想像するしかなく
また会えるよう祈るしかない関係。

高齢のむすびのおじさんたちも 日頃は自分のことで精いっぱい
だけど 向こうで頑張っている仲間たちのことを思い出すと
「自分も負けていられない」と思う。
「あの人たちは 欲とかそんなんでオレたちに良くしてくれるわけではないのが
顔を見ていたら本当によくわかった」

おじさんたちが元気なうちに
また「ほなみ劇団」に会いたい。
宮城の被災地で出会った人たちにもまた会いたい。

わたしたちはとりあえず日程を5月24~26日と決めました。
日程のどこかで 石巻の「がんばろう 石巻」看板前の広場で「ほなみ劇団」と共演し 紙芝居を披露したいと思います。
この広場はこの場所でお店をされていた黒沢健一さんが震災から立ち上がる元気を地域に広げ 発信するためにこつこつと仲間を増やされたりしながら紡いでいる場所です。
→ ホームページ

みなさま むすびや「ほなみ劇団」が生まれた「穂波の郷クリニック」のほのぼのとした心や 澄んだ笑顔のあふれる場所の交流をぜひ応援してください。たくさんの方に知っていただきたいし 多くの方を励ませるプロジェクトだと思います。

春には「ほなみ&むすび恋愛Tシャツ」も販売予定です。
売り上げやカンパは「むすび」が宮城に行く移動費になりますし
「ほなみ劇団」を大阪にいつか呼びたいという夢もあります。

なるべく一般の方々の思いを形にしていきたいと思っています。
ご協力をよろしくお願いいたします。

■郵便振替 「紙芝居劇むすび」00990-2-322322
他行からの振込の場合(099店 当座0322322)
※「ほなみプロジェクト」とご明記ください
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by musubi-pro | 2013-02-09 10:04 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

宮城への旅

10月26~28日と 宮城の「穂波の郷クリニック」さんを訪れてきた。

道中 名取市や石巻市の地震・津波被災地に立ち寄り
一同祈りも捧げてきた。

遠い宮城で たくさんの出会いがあり
たくさんの思いに触れ
一日一日が大事なこと
こんなにも頑張っている人たちがいることを知った。

だからって「今日から心を入れ替えます」ということには
なかなかならないが

おじさんたちの心が温められ
衝撃を与えられ
何かにつながっていくのだと思う。

そんな素敵な旅になった。

とりわけ93歳のSnさんと90歳の小菊さんとの熱い交流は
全体を励まし 盛りたてた。
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ほなみさんの受け入れが すばらしくあたたかく 楽しく 盛り沢山で
わたしたちは これらをすぐに消化するのは無理だと思う。
ちょっとずつ報告していきたいと思う。
by musubi-pro | 2012-10-29 12:35 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動