紙芝居劇むすび



カテゴリ:むすび日記( 494 )


春はもうすぐ 本所さん

節分。
「おしっ!本所さんとこで豆まきやろう!」と吉岡さんと夛田さん。
さっそく豆を買ってきて 本所さんの老人ホームへ。

なんとふたり ちゃんと鬼のお面を持ってきていて
本所さんに「自分たちに向けて豆を投げろ」という。
本所さんは「よっしゃ!やるで。鬼はー外!!」と
大きな声で鬼に豆をぶつける。
逃げ惑って 部屋の外まで退散した鬼。

本所さんは本当に愛されている と思う。
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先日 関西テレビの「よ~いドン」がむすびに立ち寄った。
やっぱり本所さんがキラキラの笑顔で
「となりの人間国宝さん」をゲット。

放送は2月16日か17日だそうです。朝の10時ぐらいからかと思います。
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by musubi-pro | 2015-02-03 20:02 | むすび日記

今年も本所さんが中心です!

みなさま あけましておめでとうございます。
2015年 むすびは10周年を迎えました。
今年は何が起こるのか わくわくします。

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年始は恒例の初詣。 住吉大社に参って帰るだけのとんぼ返りだが
家族の習慣。 去年から参加しているおじさんたちも例に習う。

うれしいことに今年の1月4日はぽかぽかと暖かかった。
我らが長老 本所さんの体調も良く一緒に行ける!
本所さんの乗った車椅子をチン電の高い階段もみんなで持ち上げ
「よいしょ!」「せーの!」と心もひとつに。
おっちゃんたちが一人のおじいちゃんを介助する様子を
周囲のひとたちが不思議そうに眺めている。

無事に神社に着いて 急な勾配の『太鼓橋』の前まで来る。
本所さんに聞く「どうする~?」「立って歩く!」
ふたりが車椅子を抱え ふたりが本所さんを両脇から支え
自分の足で太鼓橋を渡った本所さん。
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お参りもして おみくじも買って
昨年は体調を崩して参加できなかったが 今年は無事に来ることができた。
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帰ってから 本所さんに今年の抱負をたずねてみた。
「今年は、わしは人に遠慮せずに、自分のしたいことをちゃんと言って
今までできなかったこともしてみたいし、あきらめんとに。」
ひとつひとつ考えながら自分の言葉で語った。

いつも周囲に遠慮して我慢ばかりしてきた本所さんだが
ちょっとずつ意思を示すようになってきている。
今年85歳。まだまだ成長を続ける先輩がいるから
後輩たちは謙虚にいられる。むすびは希望にみちている。
by musubi-pro | 2015-01-04 23:01 | むすび日記

2月に2つ公演があります

2015年に入ってから続けて2つ。
どうぞみなさま両方お越し下さい!


2/6(金) 珈琲館「白木屋」公演
(※某居酒屋チェーン店ではありません。地元で数十年の歴史をもつ喫茶店です)

18:30 START (18:00開場)      ¥1000
白木屋さんのサンドイッチ、カレー、コーヒーなど軽食もあります(※別料金)

むすびのご近所、萩ノ茶屋本通商店街にある喫茶店で単独ライブ。
落語、創作狂言風芝居、舞踊(むすび周辺の女性たちによる)、紙芝居
地域を巻き込んで、楽しくゆったりとした演芸会。

会場: 白木屋(大阪市西成区萩之茶屋2-3-7

2/8(日) 紙芝居ライブ

今回で7回目になる恒例イベント。摩訶不思議な個性をもつ3つの紙芝居と、その間をスパイシーに流れる音楽。実力派ぞろい、なかなか一同に集まることのない顔ぶれです。今年はどんなライブになるのか、お楽しみに。

14:00 START (13:30開場)      ¥1500

出演:
シンガーソングライター  ひきたま
街頭紙芝居師  古橋理絵
マンガーソングライター  本町靱
西成のおっちゃんたち  紙芝居劇むすび

会場:音太小屋(大阪市北区菅栄町3-15
by musubi-pro | 2014-12-30 16:16 | むすび日記

大掃除

毎年大掃除をする。
今年は若手の面々がせっせと働いて
びっくりするほど早く掃除が終わった。

みんな日頃忙しく疲れ気味なので
「完璧を目指さず、ほどほどでいいか」と
昼前には終了。それでもエアコンや冷蔵庫も掃除した。

たまたま釜ヶ崎でいろいろ活動しているIさんが
大学生を伴って入ってきたのがきっかけとなり
「よし!紙芝居やろう」ということになった。
久々に集ったメンバーたちが 
気持ちを確かめ合う儀式でもある紙芝居。

最近出稼ぎに行っていて数ヶ月ぶりに顔を見せたOさん。
ずっとむすびを応援してくれていて 初参加のIさん。
本所さんの代わりに演じた「文ちゃん」が当たり役だったSさん。

今日の紙芝居は非常に楽しかった。
おじさんたちが とにかくうれしそうだった。
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何人かで本所さんの老人ホームにも寄る。
Oさんが提案した。
「本所さんの弟さんに電話したら?声聞いたら元気が出るんじゃないかな?」
今年数十年ぶりに再会した弟さんに電話がつながり。
「わしや。あんたのアニキや。元気か?」と話をしていた。
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電話を終えた本所さん。
ポロポロと泣きながら よろこびと感謝を語った。
「電話できる家族がいるってしあわせなことだね」
見ていた我々もじーんとして
今年を締めくくるにふさわしい気持ちでそれぞれに散った。


年末年始はおっちゃんたちの気分次第でエッグスも開けたり閉めたりです。
行ってみようかなと思われる方は電話してみてください。
 ⇒ 06-6635-2699
by musubi-pro | 2014-12-28 23:35 | むすび日記

むすびクリスマス会

今年のクリスマス会の特徴は こどもがいたこと。

クリスマス会にはずっとご参加のご夫婦に今年赤ちゃんができて 
生後5ヶ月の女の子。
むすびのご近所に住んでいる方と その小学生の女の子。
先日訪れた愛媛で友情が芽生えた 10歳の男の子と そのお母さん
とても アットホームな感じ。

プライベートなクリスマス会とはいえ 紙芝居からスタートする。
卸たてのかつらをかぶった本所さん。絶好調で若手たちと踊る。
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サンタ役を任命されたのはSさん。こどもたちにお菓子を配った。
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食事。おじさんたちが考えたメニューは肉と魚 2つに分けた鍋で
それぞれ味噌と醤油味になっており
体はあったまるし おいしかった。
本所さんの「カンパーイ!」の音頭で宴は始まる。
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まーくんはこどもが大好きで 赤ちゃんを抱っこさせてもらって
うれしいパパ気分で「パパですよ」としつこく言うので みんなに怒られた。
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締めは 愛媛から来たそら君のアシストでビンゴ大会。
みんなが持ち寄ったプレゼントが景品で
インスタントラーメンや洗剤、カイロ、手袋など実用的なものが多い。
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こどもたちがいて ささいなことも楽しいクリスマス会となった。
by musubi-pro | 2014-12-23 22:39 | むすび日記

リバティまつり2014

今年もリバティまつりに出演した。
リバティおおさかに所蔵されている間瀬健治さん作の巨大な本所さんの絵と 
本所さんが初対面。
本所さんは「あれ、ワシや!ハッハッハ」と大きく笑った。
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今回はむすびのメンバーたち 早くから会場に行って
にゃんゴローずや 太鼓や三線の演奏 ひきたまさん
他の出演者の出し物もゆっくりと鑑賞した。

紙芝居も落ち着いて準備できた。新人さんたちももはや慣れてきて
すっかり自分たちのペースをつかんでいる。
だれかが間違ったらフォローする息の具合もぴったりに。
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歌の場面 一瞬よろけながら本所さんが立ち上がり 踊りだした。
「やっぱり本所さんがいないと 盛り上がらない。俺たちだけだと…」
若手たちは謙虚になる。
本所さんの役割は 今とても大きい。
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by musubi-pro | 2014-11-29 20:21 | むすび日記

愛媛の旅

11月21~23日の日程で 愛媛に遠征に行ってきた。
行くまで どこで何をするのか
はっきりわかっていなかった私たち。

オープンハンド松山さんのもと開催された「平成26年度ホームレス支援四国交流会」にゲスト出演させていただいたのだ。四国でホームレス支援のため日々地道な取り組みをすすめているみなさんの報告や意見交換の場。むすびは四国では初の公演!

3日間ボランティアで車を運転してくださったAさん
車両を貸してくださった方や ETCカードを使わせてくださった方々のおかげで
ドライブでの旅ができることになった。

他にも 愛媛の知人などに声をかけてくださった方や
おじさんたちの宿泊料を受け持ってくださった方や
カンパを持たせてくださった方
本当にたくさんの皆さんにご協力いただいて 実現した夢の旅。
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宿泊は「ふじ屋」さん。道後温泉から近くて
ゆるっとしたお宿です。(共有の居間でスタッフさんとまったりしたり、自分でご飯炊いたり)
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なんせ徒歩で道後温泉に行けるので ぶらぶらと温泉町を散策。
おじさんたち 旅に来たワクワク感でおおはしゃぎ。(6時間の車中もしゃべりっぱなし)
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22日 本番の日は朝からお稽古することとなった。
オープンハンドの学生さんや 松山のむすびファン?の3名様に
紙芝居に入っていただくことになったので 念入りに打合せする。
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会場の愛媛大学では 学食で昼食をとったり
友達になった そら君と腕相撲をしたりして
すっかりキャンパスライフを楽しんだ。 
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高知 香川 愛媛 とホームレス支援の活動をされているみなさんの活動報告を聞き
同行した友岡さんがお話し いよいよおじさんたち登場!

紙芝居は久々の「ロンドン珍道中」。2007年のむすびのロンドン公演の模様を描いた
ノンフィクション紙芝居。おじさんたちのナマの会話が満載の作品だ。
それを次世代のおじさんたちが 自分たちのテイストで演じる。
歴史が引き継がれているのが感慨深い。

助っ人の若い人たちも堂々と演じられて おじさんたちも
つまずきながらも 楽しく劇は進んで なんとか終了。
質問や感想をいただいたりしながら 和やかに受け入れられたようで
笑いも起きたり 資金面など悩みも分かち合ったり
あっという間に交流会が終了した。
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日が暮れる前の松山城に行って
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女性パワーに圧倒された懇親会。
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23日 帰るだけのこの日には大事な目的もあった。
愛媛県しまなみ海道にある島で少年時代を過ごした76歳のSさんの里帰り。
Sさんには内緒にしたまま 島に立ち寄る。
現在は親戚もいないし 育った家もないけれど Sさんのお父さんが生まれた島。

最初は来たことが信じられなくて半信半疑だったSさんだが
60年以上前の記憶をたぐりながら ちょっとずつ風景を認めると
「…間違いない!」と連発し始めた。

町の端から端まで歩いて 町の象徴である神社の鳥居を見ると
ほっとした表情になってSさんはつぶやいた。
「これで あの世に行ってもちゃんと報告できる」

今回の公演 たくさんの出会いがSさんの里帰りを実現した不思議を思うと
仲間もなんだか胸にぐっとくるものを感じたりして
感動の中 一同は大阪に向かった。

「ふるさと」って歳を重ねるごとに 特別な意味を持ってくるのかもしれない。 
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by musubi-pro | 2014-11-23 23:23 | むすび日記

今年最後の?公演

今のところ12月は紙芝居公演がはいっていないので
11月22日の愛媛大学公演と
公開なのは11月29日(土)のリバティおおさか公演を残すのみとなった。

「なにわリバティまつり」 場所:大阪人権博物館〒556-0026大阪市浪速区浪速西3-6-36

10:00-15:00 入場無料

ステージや屋台があります。
(むすびの出番は13時頃から、ホールのロビーにて)
トリはひきたまさんですよ!やきそばやおでんなど 食べ物屋台もあります(有料)。

来年の予告ですが

2月6日 18:30~ 西成にある喫茶店「珈琲館・白木屋」さんにて。
2月8日 14:00~ 毎年恒例!紙芝居ライブ with ひきたま、古橋理絵、本町靭 @音太小屋

なんと連続… 頑張りますので見に来てくださいね!
by musubi-pro | 2014-11-15 20:49 | むすび日記

久々の作村さん

ひょこひょこと自分で歩いて 10ヶ月ぶりぐらいに事務所に入ってきたのは
作村さんだった。

むすびの創成期からメンバーだった作村さん。
同年代の仲間がいなくなっていき 自身も体調を悪くして
「もうむすびは辞めた」と 顔を見せなくなっていた。

その彼が「もう来るなって言われるんちゃうやろな」と
言いながらも笑顔で椅子に腰をかけて
新人さんが入れてくれたコーヒーを「おおきに」と受け取り
みんなとおしゃべりを楽しんだ。

紙芝居はまだやっているのか メンバーは足りているのか
ひとしきり心配事をたずねてから
後輩たちを眺める。

来客にコーヒーを入れる人
セカセカと料理している人
かつての自分と重なったのか
「わしと一緒やな」と つぶやく。

後輩たちは後輩たちで
「きっと今日来るのに、勇気がいったはずだ」
「かなり遠慮して 来たくても来れなかったんだな」と
作村さんの気持ちを慮る。

夕方には たまたま遠くから大阪に来た本所さんの弟さんが
迷いながらむすびまでたどり着いて
運良くメンバーと出会ったので 一緒に本所さんのもとへ。
「わしの弟や!」と涙ぐみ 弟さんを見つめてはニッコリ笑顔に。

先輩たちと後輩たちは今 貴重な時間を共有している。
by musubi-pro | 2014-11-13 22:42 | むすび日記

白石さん 死去

実質上むすびでの活動期間は短かったが
出たり入ったりしながら時々紙芝居にも出演してくれていた白石さんが亡くなった。

80歳。股関節の手術、心臓バイパスの手術、病院と縁が切れることがなかったが
若い頃はラーメン屋台を引いて歩いていた
名古屋から大阪まで自転車で来た
足が悪くなってからも四国の八十八ヶ所巡りをしたり
何度も何度も復活し続けた。

若手のおじさんたちは白石さんとの接点はなかったが
「むすびの先輩だし、ほおっておけない」と
入院している白石さんを見舞い
下着を届けたり 車椅子を押してコンビニに連れて行ってあげたりしていた。

不思議な縁ですれ違った白石さんと むすびの新人さんたち。

きのう偶然訃報を聞いて 
ぎりぎり今日の葬儀に駆けつけたむすびのメンバーたちだったが
白石さんには もうちょっと何かしてあげたかった。
なかなか時間を割くことができなかった。
悔いが残って 胸がチリチリとする。


理容師の資格をもっていたらしく
バリカンを自ら購入して 仲間の散髪をしてくれた。

阪神タイガースが大好きだった。

大きな体でガハハと豪快に笑っている姿が思い出される。

白石さん どうぞ安らかに。
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by musubi-pro | 2014-11-06 21:25 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動