紙芝居劇むすび



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滋賀珍道中2

2回目の栗東公演。

もう慣れたもので 電車の乗り換えもスムーズ。
前回の楽しい思い出を胸に 足取りも軽い。

草津まで着くと 主催者の方が迎えにきてくださっていた。
田んぼや 山々を遠くに眺めながら会場に向かう。

会場となる福祉施設ではお年寄りのみなさんと 児童館のこどもたち。
2演目の間の休憩では こどもたちが作ってくれたクッキーを
食べながら歓談。おばあちゃんに囲まれたTzさんは話が尽きないようだ。
小さいこどもたちは おじさんたちに話しかけられて 緊張!

無事に「ぶんぶく茶釜」と「文ちゃんの冥土めぐり」を終え
帰りの花道にはこどもたちが列をつくって待っていて
おじさんたちひとりひとりに握手をしてくれた。

こどもの手の感触に うれしかったおじさんたち。
思わず目頭が熱くなったという人もいて
栗東の公演は 今日もホットに 感動に包まれて終わった。

帰り道 主催者の人がわざわざ駅のホームまで見送りに来て下さり
またまた大感激のおじさんたちは電車の中でも興奮冷めやらず
紙芝居のセリフの暗唱や 思い出話で
周囲の人をひそかに笑わせていた。
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by musubi-pro | 2008-09-27 21:00 | むすび日記

学会に報告?

秋分の日。

今日も何人かの人が遊びに来てくれて
わいわいと楽しそうなおじさんたちをながめて
目を細めていた。

じゃれあったり 議論したり 思い出話に花を咲かせたり
蜜月のように 楽しそうなおじさんたち。

手術したり 入院したり 寝たり起きたりの生活をしていた人もいる
75歳を過ぎたおじさんたちばかり こんなに元気にあちこち公演に行って
今日も2回もお稽古して し足らなさそうにしている。
どんどん元気になっていっている!

紙芝居活動が健康と寿命に及ぼす影響を
学会に発表した方がいいんじゃないか と ふと考えたりして。

いやいや
これは単に「人による」というオチなのかもしれない。
人生のタイミングの問題かもしれない。
何も法則を見出せそうにない。

笑顔でのんびりしているようなおじさんたちが
どれだけあちこちに配慮し 努力を重ね 大きな不安と闘っているか
はかりしれない。メンバー同士の緊迫した感情ももちろんあるだろう。

だけど彼らがそれを乗り越えて 元気にいようと思えるのは
誰かが待っていてくれる これほど強い 理由はない。

「もっともっと いろんなところに行きたいナ」という
おじさんたちの生命力の源を
じっくりかみしめる秋が来た。
by musubi-pro | 2008-09-23 21:59 | むすび日記

敬老の日

これだけおじさんたちが頑張ると
おじさんたち たまには休んで!という気持ちになる。

老人ではない という意識のむすびだけど
今日は若者がおじさんたちのために集まった。

巻きずしをつくる。みんな初めての経験。
おじさんたちも参加。指も巻いてるよ!

大騒ぎだったけれど 巻きずしは見事に完成して
おじさんたちいつもありがとう の気持ちとともにいただいた。
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気がつけばエッグスは若者でいっぱいになっており
後半は月見団子づくりと インドの紅茶・チャイづくりに突入。
おじさんたちもチャイが気に入ったようだ。
ちなみに紅茶はむすびっ子のKmさんを通して 紅茶専門店からのカンパ。
ありがとうございましたm(__)m

満腹になって ゲフゲフしながら これまたKmさん差し入れの
アロマキャンドルに火を灯す。
電気を消して キャンドルの明かりが揺れはじめたとたん
みんなは小さな炎に見入って いつもの事務所がなんともロマンチック。
「怪談でも話しようか」 「キャンドルの明かりで朗読とかいいかも」
「今度からむすびの反省会は蝋燭の明かりでしよう」
と キャンドルの明かりの持つ非日常性にびっくりする。

「みんな 休みの日にわざわざありがとう~」
おじさんたちにとって いい日になったかな。
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by musubi-pro | 2008-09-15 20:52 | むすび日記

滋賀珍道中

滋賀県・栗東市に遠征する日がやってきた。
おじさんたち 大丈夫?と多くの方に心配された日。
自分たちでも何が起こるかわからない。 ドキドキの出発。

朝7時に西成を出発してJRで大阪へ 乗り換えて草津へ。
混んだ電車内では これだけお年寄りがいても
なかなか席を譲ってくれる人がいない。
むすびのおじさんたち 若く見えるしな。
今度自分が電車に乗ったら まわりにお年寄りがいないか
確認しよう と心に誓う。

午前中の会場となる保育園に到着する。
園長先生をはじめ みんなやさしく接してくださり
おじさんたちはご機嫌になりつつも
150人ちかくのこどもたちが続々集合してくると
いつもより緊張しているようにみえる。

「桃太郎」と「文ちゃんの冥土めぐり」を披露するものの
直前で配役が変わったりしたせいもあり ちょっとぎくしゃく。
Niさんは悔しさをかみしめる。

こどもたちがお礼に と歌をうたってくれた。
100歳まで生きてね ぼくらも追い付くから待っててね みたいな内容。
まさかAさんが130歳まで生きようとしていることなど
こどもたちは知らなかっただろう。
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せっかく栗東まできたのだから と
主催者の方がJRAの栗東トレーニングセンターを見学させて下さる。
馬は早朝に練習を終え 厩舎に帰っていて見れず。
広いコースをながめ スタートのゲートで競争馬の気持ちになる。
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ゆったりとした昼を過ごして 午後から本日最後の公演。
企業の人権担当者向けの研修で
釜ヶ崎再生フォーラムのありむらさんが 先に講義をおこなった。
むすびは畳の部屋でうつらうつらしていたが 出番とともに気合が入る。

白鳥のTbさんはあいかわらず すばらしい白鳥を演じ
新人のHjさんは迫真の演技で みんなをうならせた。
Tzさんは自分で考えてきたダンスを披露した。
Aさんはみんなの心配をしながら 主役のぶんちゃんを務めた。
Niさんは保育園で納得のいく演技ができなかったので
今度は丁寧に心をこめて台本を読んだ。

保育士さんが今日3本目の紙芝居をまた観てくださっていたり
涙ながらに感想を述べてくださった女性がいたり
おじさんたちは 本当に滋賀まで来てよかったなぁと 話をした。

心配されたおじさんたちの体調も 緊張と興奮で崩れることなく
無事に3本の紙芝居を終えて
西成に着いたときには みんながホッと息をもらすのがわかった。
by musubi-pro | 2008-09-12 23:55 | むすび日記

旭区で公演

今日は旭区・両国で公演する。

年に1回はお年寄りの誕生日会のお楽しみとして
呼んでいただく。
今日は3回目だったのもあり
車で迎えに来ていただいたのもあり
おじさんたちもリラックスして近所を散策したりしている。

むすびに出入りしている学生さんや 謎のおじさんヨシゾウさんも
同行して下さったのでにぎやかにぎやか。
お弁当をみんなで分けあって
学生さんは桃太郎の「波の音」をおじさんたちに頼まれて
小石の入った箱を「ザザー ザザー」と揺らす。
ヨシゾウさんは後ろで見守る。

最近お年寄り相手の公演が少なくなったけど
「お互いがんばって長生きしましょうで~」と語りかける
人生のエキスパート同士の交流はほほえましい。

お年寄りは一見反応が小さくて 楽しんでくれているか不安になるけど
きらきらと目の奥で光るのが見えた時
ちゃんと喜んでくれているのだな ということがわかった。

充実感を胸に 明日の栗東公演に備えて 早めに解散する。
by musubi-pro | 2008-09-11 18:43 | むすび日記

ずっこけ

9月にあと8日・11本の紙芝居公演をして
新作もつくらなきゃいけない あわただしいむすび。

「白内障」も気になるし
入院した仲間も帰ってこない。
おじさんたちはカレンダーを確かめながら一日一日を乗り切っている。

だけど のんびりなのがむすびのいいところ。
今日も半日近くはぺちゃくちゃ おしゃべりをしていた。

ずっと昔の話
リーダーのAさんが出身地の山口県で寅さんの「渥美清」に出会ったという。
しかも渥美清は防空壕を探していたらしい。

一同「エーッ」
   「なんで渥美清が山口で しかも防空壕を?」
Tさん「映画の撮影してはったんですか?」
Aさん「ちがうちがう。ほら、放浪の途中で…」
Tさん「放浪… それ ひょっとして山下清じゃあ」
Aさん「あっ そうだ。山下清だった。」
一同「ガクー」

どっちにしてもすごい有名人に出会ったことには変わりないのだが
寅さんが防空壕に入る理由を一生懸命考えていた一同は
すっかり腰が砕けてしまった。

これぐらいのんびりしていないと
たぶん忙しさでパニックに陥ってしまうのだろうな~ と
おじさんたちの神経の太さに恐れ入った。
by musubi-pro | 2008-09-09 20:56 | むすび日記

いそがしくても

9月の公演が6つになった。
そのうち滋賀に2回行く。

おじさんたち 大丈夫だろうか?

入ってきた依頼を 「どうするぅ?」と問うと
「できます。断ったらアカン」とおじさんたち。
ありがたい送り迎え付きの依頼だし 謹んで受けることにした。

実は8月の終わりに仲間が一人ダウン。
入院してしまった。
むすびに残されている時間はどれほどなのか。

おじさんたちがあんまり無理せず 長く続くように祈るのだが
のっているときは止まりたくない気持ちはわかる。
止まってしまうと 倒れてしまうかもしれない不安もわかる。
それよりも毎日「今日はどんな人がくるのだろう?」と
目を輝かせているおじさんたちの気持ちを
励まして 分かち合って 
今日も何人かの人が事務所に遊びに来てくれた。

期待の新人Hさん(78)を起こしに行ってもらって稽古。
新人のフォローはまかしとけ といわんばかりのベテランさんたち。

最近 おじさんたちが人を惹きつける力が強くなったように思う。
by musubi-pro | 2008-09-02 22:12 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動