紙芝居劇むすび



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からほりで紙芝居

松屋町 まっちゃまち からほり商店街の入り口にあるNPO
「高齢者外出介助の会」で紙芝居をした。

バザーで余った男性用の洋服を寄付してくださったり
ゆるやかにお付き合いがはじまった場所だ。

むすびと同じく介護保険やいろいろな制度から外れているお年寄りを
きめ細やかにサポートされている このNPO。

今日はお客さんは少なかったけど
むすびと赤ちゃん連れのお母さん方などでなんだかいい感じ。
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商店街を拍子木打ちながらPRし(おじさんたち こういった街が似合う)
ぶんぶく茶釜を上演。
今日はあちこち間違ったり 飛ばしたり 人のセリフを取ったりだったので
紙芝居が終わるやいなや Niさんがメンバーにダメだししている。
「だいたい お前出るのが早すぎんのや」
「なんでしっかり台本見とかんのや。ぐちぐち。」
あの~ お客さん待ってはりますけど… 

ホッとして みんなでお茶タイムに突入した。
赤ちゃんを抱っこしたり いろんな世代がいて いろんな話に花が咲いて
それだけで楽しくて 充実した午後となった。
もうすぐ1歳になるKt君に泣かれて それでもうれしいじいちゃんたち。
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by musubi-pro | 2009-10-27 20:48 | むすび日記

おじさんたちの息抜き

いつも頑張っているおじさんたち。紙芝居活動はボランティアだ。

そんなおじさんたちを労うために
毎年春に行く遠足も 婦木さんの死やら いろいろあって行けずじまい。

寒くなる前に ちょっとした息抜き遠足に出かけた。

堺のクルーズっていうと ちょっと不思議な気がするけど
南海堺駅を出てすぐのところに「船乗り場」がある。
毎週土日にNPOが運営している 中世の堺に掘られた環濠めぐり。
今では環濠の一部は埋められて 途切れとぎれの水路だ。
でもガイドさんが堺の歴史を 文化を 詳しく説明してくれながら
50分のクルージング。
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おじさんたちは訳もわからず船に乗り込み 堺の街を水路からながめる。
途中 橋の下をくぐるときはSnさん 「頭あぶないで!」と
ガイドさんにも注意を促してあげたり いつもの人情派。
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バスに乗って6月に公演したパンと喫茶の「松波」でランチすることにした。
2人が車椅子なので みんなでサポートする。
乗っている方も 車椅子を押している方もニコニコ。
なんとも爽やかな老老介護の現場でもあるむすび。
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松波さんではお店のお姉さん方と再会を喜んだり
満員となったあの公演の思い出話を語ったり ほっこりする。
こうしておじさんたちを温かく迎えてくださる場所があちこちにあるって
素敵なこと。
1つの食卓を囲むおじさんたち。初めて食べるタイのグリーンカレーが
みんな気にいったようだ。「高さん、顔色いいなあ」「今日、いい笑顔だなぁ」「そうですか、じゃあいつも笑っておこう」
なんて会話が行われて 平和で みんなが微笑んで 幸せのひととき。
たまには紙芝居抜きで付き合いたい 仲間たちなのであった。
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by musubi-pro | 2009-10-24 21:30 | むすび日記

むすびin栗東

滋賀県栗東市に出張公演する。

今回は車椅子を2台押しての移動だったので
駅に着くたびにエレベーターを探して右往左往。
車椅子の人が出かけるには 不便な世の中を痛感する。
それでもみんなで荷物や車椅子を分け合って運ぶ。
若い付き添いさんも同行してくれて とても心強い。

この地域では以前にも何回か呼んでいただいて公演しているので
会場に着くと 「あっ、むすびさん」「おひさしぶりです」と声をかけられて
こんな時おじさんたちは本当にうれしそうだ。
早めに着いて 地域のおまつり自体も楽しむつもりにしてきたので
こどもの踊りや歌
お母さん方のダンス 吹奏楽などを見て楽しむ。

おじさんたちはステージに立つ人目線なので
「かなり練習したんだろうな」 「あの人ら 出し惜しみせぇへんな」 
「おれらも負けんようにやろ」 と熱心に観察している。

こどもが大好きなSnさん。食い入るようにこどもたちを見つめていた。
かわいくて仕方ないそうだ
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その後 劇を演じた地元の人たちの合唱に混ぜてもらって
「ぼくらはみんな生きている」を歌う。こどもの時は何も思わずに歌っていたけど
おじさんたちの歌うのを見ていると「ぼくらはみんな生きている」という言葉が
ズシンと身にしみる。
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いよいよ紙芝居。
主催者の方が「平均年齢80歳。最高齢90歳。おっそろしいグループです!」
と紹介してくださる。
今日は「トモちゃんとカッポレくん」。しばらく上演していなかったので
うまくできるか不安で 珍しくおじさんたち必死で稽古していた。
ロレツがうまくまわらなかったり セリフを飛ばしたりはしたものの
気持ちを込めて 精一杯を出し切っているおじさんたちの演技は
見たものを爽やかな気持ちにさせる。
またも主催者の方が「こんないい気持にさせてもらった学習会ははじめてです」と
感想を述べてくださって 遠くまで呼んでもらった甲斐があったのかな とホッとする。

帰りの電車 自分を出し切ってうれしかったのか
長老のSnさん ときどき思い出し笑いをして ニタ~と笑っていた。
疲れているはずなのに みんながワイワイと語って
いい公演だったことを実感する。

栗東のみなさん ありがとうございました。
by musubi-pro | 2009-10-17 22:52 | むすび日記

むすびin堺

台風18号が接近しようとしている雨の中
堺市人権教育セミナーにて むすびの紙芝居とトーク公演。

会場には200人近くの人が集まっていたが
おじさんたちはもはや緊張もせずに ほーほーと感心している。

マネージャーがむすびの概略を説明した後
映像をみて おじさんたち登場。
ステージに並べられたイスに チョコンと座って
司会者の質問に答える というコーナーでは

「これまでで一番印象に残った公演は?」
「…ないなぁ」 とか
いろんな質問に答えているのか いないのか
むすびへの愛情のたけを語ったり
好きなことを語るおじさんたち。
「戦争に行かれた方は?」との質問には
長老Snさん90歳が
「自分は背が低かったので兵隊にはなれなかった。
戦争は悲しいものです。どうぞみなさん、戦争をしないでください」
と力強いメッセージを送り 自然と拍手が起こった。

そして紙芝居。スクリーンに映された紙芝居 マイクからとおるおじさんたちの声。
こんな大きなステージでの紙芝居劇もなかなか素敵だ。
主人公「ぶんちゃん」のお母さんを演じるべく
かっぽう着とカツラをつけた長老のお母さん姿に
手話通訳の人が「かわいいわ~」と舞台袖から見守ってくださる。

おじさんたちの渾身の演技と 
「・・・」 「おい、次読まんかい!」と何の計算もなく営まれる
おじさんたちのコント?に 雨の冷たさもどこかへ行って
会場がほんわかと温かくなった。

むすびの公演に同行すると そこには主催者もお客さんもスタッフも
同じ気持ちでおじさんたちを優しく見つめてしまう という
とっても素敵な場面に出会う。
おじさんたちも いい雰囲気を感じたのか
いつもは無口なTbさんまでほがらかに笑ったりして

かわいいおじいちゃんたちの紙芝居劇団の公演がまたひとつ幕をおろした。
by musubi-pro | 2009-10-07 22:06 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動