紙芝居劇むすび



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商品開発

TシャツはXLしか残ってないし キーホルダーは誰も作らなくなったし
手が回らなくて むすびグッズが品切れ状態。

おじさんたちが普段手を動かしたり 共同作業による仲間意識を育むために
そしてあわよくば活動資金の足しになれば と
イラストがとってもあたたかくてかわいい岡本さんを講師に
バッチづくりのワークショップをひらいた。

絵を描いて 型にいれてガチャンガチャンとマシーンを使っての作業。
これならおじさんたちで できるかも。

おじさんたちの絵が とっても斬新でかわいいことを最近知って
そしておじさんたちもだんだん絵を描くことに慣れてきたので
「何を描いたらいいんじゃ~」といいながらも真剣に紙に向かう。
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お互いに描いたものを冷やかしたり 感心したり ワアワア騒ぎながら まるでスクールボーイズ。
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けっこう素敵な作品がたくさんできて おじさんたちの発想のおもしろさにあらためてビックリ!紙芝居の表現と一緒で 絵も機をてらったりせずに自然体。ヨレヨレの線で描いたイヌともヤギともつかない動物。鉛筆の線がのたくっただけの物体 恥じらいながら小さく描いたサクランボ とか。バッチにすると案外オシャレ。
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最後はみんなでシメの歌を歌って岡本先生に感謝をのべる。みんなでやればなんでも楽しい☆
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by musubi-pro | 2010-02-28 22:53 | むすび日記

東京公演

2007年に知り合った東京のNPOもやいさんが「いつかむすびを東京に呼びたい」
といってくださっていた夢がついに実現した。

稲葉剛さんとうてつあきこさんの出版記念 こもれびコーヒーの3周年記念イベントに
呼んでいただいたのだ。

もやいさんのコーヒー焙煎チームのおじさんたちとの1度の交流が
なんとも穏やかでやさしく あたたかいものだったのが
ずっと印象的だったもやいとむすび。
むすびのおじさんたちも心待ちにしていた公演。

2月20日
今回は90歳のSnさん 82歳のAdさん 79歳のNiさんとHjさん
54歳だけど心臓を患って退院したばかりMkさんといったメンバー。
高齢 病気… だからこそ東京に一緒に行って思い出をつくりたい そんな気持ちもあった。

到着から待ち時間まで もやいの関係者の方や 東京の知り合いなどが
おじさんたちに語りかけてきたり 楽屋はすでにホットなウォーミングアップ。
9歳の「まあちゃん」はむすびの秘密道具「牛乳パックカスタネット」をつくってくれて
歌に参加してくれるというし もやいから紙芝居にゲスト出演のOdさんも
ものすごい味わいをたたえて溶け込んでくださっていて 頼もしい。埼玉で出会ったソケリッサのメンバーさんたちが「今日はむすびの紙芝居を見に来たんです!」としゃべっている声も聞こえてきてうれしいかぎり。e0035629_1274341.jpge0035629_1283823.jpg







今日の「ねこちゃんの人生スゴロク」は 会場の熱気とおじさんたちの気合いで最高の出来だった。
今までに絵が変わっただけでどよめきが起きたのは初めてのことだったので
メンバーは一瞬「なにかあったのか?」と目を見合わせたほど。
お客さんのリアクションがとにかく良くて おじさんたちものってくる。
Hjさんのダンス Snさんの歌 NiさんとMkさんが考えた東京公演用のアドリブ
(「わあ 通天閣が見えるよ!」→「わあ 東京タワーが見えるよ!」など)
お客さんの喜ぶ顔を おじさんたちは台本越しに見つめる。

公演後 おじさんたちに「素敵でした!」「よかったです!」とお客さんが声をかけてくれて
ようやく肩の力が抜けて 喜びを感じる。たくさんの人たちに囲まれて記念撮影で 感無量。交流会ではもやいとむすびのおじさんたちが 活動のこととか お互いの身の上や病気のことなどを話しこんだりして まるで久しぶりに会った兄弟のよう。こんなにゆっくりとおじさんたち自身が主催者と交流を深める機会も珍しいことだ。e0035629_1221836.jpge0035629_12231659.jpg








2月21日
せっかくなので東京見物。体力的に心配なので「はとバス」に乗ることにした。
皇居 国会議事堂 東京タワー… ガイドさんの説明に「ほお~」と驚いたり
いつもテレビで見ている風景に感動したり
東京在住ながらご一緒してくださったもやいの方や 東京のサポーターの方もいて
話にはずんだり。Snさんの車椅子はがっちり脇を固められて大物(ドン)のよう。e0035629_13545463.jpge0035629_13551917.jpg







帰り際 駅の改札まで見送りに来てくださった もやいのおじさんが
涙ぐんでおられた。「また会いましょう!」高齢の方たちとの別れは少し切ないけれど
でも「また会う」ために お互い元気で活動を続けたいという励みにもなるかもしれない。
「また来てね」というお客さんの声を 誰よりも大きく受け止めていたむすびのおじさんたちにも共通する感情。「また会いたい」人間関係はこれが基本なのかなと 思わずにいられない。
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なんとか誰かを置き去りにしたり 誰も倒れたりせずに公演を終え 観光までできた。
これは「とにかく感謝やな」と言ったおじさんの言葉のごとく 感謝につきる。
東京のみなさんの素晴らしい思いやりと笑顔に
すごいパワーをいただきました。どうもありがとうございました。

ボランティアや自費で大阪から同行してくれたスタッフや
お手伝いに駆けつけてくださったむすび東京支部?のみなさんも ありがとうございました。

もやいのみなさん おじさんたちの あたたかいおもてなし 一生忘れません。


無事に大阪に帰りついた一行に待っていたもの。
それはSnさんが東京のホテルに鍵を忘れてきたというハプニング。
「部屋に帰れん。どうしよう」とパニくるSnさんのために
仲間が管理人さんを訪ねたりして 合鍵をゲット。事なきをえた。
最後の最後までお騒がせ ネタのつきないむすびであった。
by musubi-pro | 2010-02-21 21:53 | むすび日記

しあわせおっちゃんたち

東京公演を明後日に控えても マイペースなおじさんたち。

飛び入りで入ってくるゲストたちの相手をしつつ
事務所の前で倒れてしまった酔っ払いのオッチャンを介抱したり
補聴器が とか きょうの晩ごはんは とか
最近の若いやつはどれぐらい給料もらっとんのや とか
話に花を咲かせ

紙芝居の練習しなくていいの?と問うと
「ありゃ 台本も宅配便で送ってしもうた!練習できんなあ」と。

メンバーの中には入院 とか 手術 とかいう言葉もちらつく人がいる。
不安だけど みんなとしゃべっていると気が紛れる。
むすびは病気や老いや死 お金がないなど どうにもならないことを
紛らす場所でもあるのだと 最近思う。

紛らしながら生きていく。笑っていれば福がやってくる。
むすびのおじさんたちの生き方ってそんな感じだ。

ある人が「よかったらおじさんたちに」ときれいに洗濯したあったかい上着類をくださった。
公演が決まって行く。誰かが 何かに誘ってくれる。
誰かが訪ねて来てくれる。

こんな老後 最高じゃないかな。

ひきたまさんとの堺のパン屋さん「松波」公演が決まった。
5月16日(日)14:00~ 松波にて ¥2500(1ドリンク・おやつ付)
by musubi-pro | 2010-02-18 21:38 | むすび日記

紙芝居のないとき

紙芝居がないときのおじさんたちは 普通におっちゃんたち。

誰かをいじって遊んだり
お菓子を買ってきてみんなでボリボリ食べたり
コインランドリーに洗濯しに行ったり
エッグスにもヘルパーさんや病院の先生が出入りして
おじさんたちの日常感たっぷりの空間。

「先生 ちょっと3本ぐらい注射しといてやってや」とヤジが入り
「Hjさん あんたそろそろ給食の時間やで」と世話焼きがあり
疲れたらすぐ帰る人 うろちょろする人 ずっといる人など
めまぐるしく おじさんたちが出入りする。

紙芝居がある とか お客さんが来る となると
おじさんたちにも多少緊張感が走る。
遊びに来られる方 「ふらっと寄ったよ~」という感じが
素顔のおじさんたちに溶け込めるコツです。

今日は90歳Snさんが 仲間に散髪してもらうことになっていた。
Siさんがみんなのために購入したバリカンがうなる。
「来週東京行くんやろ。髪が伸びてるから ついでにやってもらえ」とみんなに言われて
Hjさんも散髪(というか剃髪)してもらう。

可愛がり 可愛がられて いい笑顔。
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by musubi-pro | 2010-02-11 20:47 | むすび日記

徳島から見学者

生きがいとか つながりという切り口からむすびを訪れたいという行政のグループが
徳島からむすびにいらっしゃった。

ある共通のお知り合いの方のご紹介ということもあり
なんとなく最初から打ち解けたムード。

釜ヶ崎 ホームレス 社会保障 そういった絡みでむすびに興味を持たれることも多い中
見学者のみなさんは ただおじさんたちに会いたかった
そんな様子でニコニコとおじさんたちの言葉にほほ笑んだり
同じ空間にいる そのことを喜んでくださっているように思えた。

おじさんたちが自己紹介したり 映像や 実際に紙芝居を見ていただいたり
あっという間に時間が過ぎる。

「入院している自分の母にくらべて おじさんたちの表情の良さにびっくりした」
「紙芝居を見ていたらあったかい気持ちになりました」
「ここに実際に来て みなさんの雰囲気を感じることができて本当によかったです」
と うれしい言葉をいただいた。

「体がしんどい。自分はもう長くない」と ここのところ弱気になっていたおじさんも
「またお会いしましょう!」とお客さんとガッチリ握手を交わしていた。

むすびは紙芝居を見せる だけのグループではなく
おじさんたちと会いたい という人を おじさんたちとまた会いたいと思っていただけるよう
人をつないで 相互の生きる力が刺激されるような
そんなグループになりたい。

できれば墓場まで おつきあいくださいね。
by musubi-pro | 2010-02-05 18:59 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動