紙芝居劇むすび



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人生の兄さんたち

今日はこどもたちの声でできた2日かぎりの学校の1日目に
お呼ばれし 栂文化会館にてトークと紙芝居。

こどもたちが授業を決め 企画をねり 実行するがっこう。
むすびはおじいさんたちに話を聞こう という授業のゲストになった。
その名も「人生の兄さん マジックパワフル」。なんて素敵なタイトルなんだろう。
こどもたちにとっては おそらく「ひいおじいちゃん」の年代なのに
「兄さん」と呼んでくれる このやさしさ。
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授業はこどもたちに促されて 自己紹介からはじまった。
「名前と 年齢と 好きな食べ物を教えてください」
「好きな食べ物は魚」「私はなんでも食べますよ」「好きなのは…おかゆ」
80歳 90歳 という年齢にこどもたち「おぉー!!」と大興奮している。

質問コーナーではあみだくじで当った質問をそれぞれ答えていく。
「人生で悲しかったことは何ですか」 「戦争中軍属で働いたこと。一番悲しい思い出です。」
おそらく「軍属」ということばがわからなかったであろうこどもたち。
でもSnさんの悲しい声に こどもたちはあえて質問せずに共感してくれていたようだった。
 
「今までで何人ぐらいの人を好きになりましたか?」という質問には
おじさんたちドキドキ! 
「いやぁ…いまだに一人もんなんでね」とMkさんが答えると
こどもたちはザワザワ 「ひとりもん??」「あっ ひとりっ子ってこと!」
なんだか噛み合わない質問コーナー だけど 
おじさんたちが答えるたびに こどもたちは拍手をもって応えてくれる。
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途中 こどもたちが朝から手作りしてくれたというドラやきとお茶が出され
なんと肩もみもしてくれるという。こどもたちの小さい手が
遠慮がちにおじさんたちの肩にふれる。
おじさんたちをもてなすために 一生懸命計画し 心を尽くしてくれているのが
とってもよく伝わってくる。
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その後紙芝居をするとにぎやかだったこどもたちは 水を打ったように集中して観てくれた。

兄さんたちの授業の後の こどもたちのゴスペルの発表を見せてもらい
またお茶をいただいて帰る時 「むすびさんたち帰られますよ~」という声に
みんなが拍手と「ありがとう」という声で送ってくれた。

この暑さで弱った体と心に 染みたイベントでした。
みなさん 本当にありがとうございました。
「ぶんちゃんの冥土めぐり」の青鬼のセリフではないけど
「わたしたちは あの子によって やさしさ というものを知りました」。
by musubi-pro | 2010-08-25 11:29 | むすび日記

夏祭り2010

今年の夏は暑かった。酷暑の中の屋台出店が無事終わりました。

8/13
11時スタート。
初日はいつもながらドタバタで 段取りが整うまでに時間がかかる。
それでもお手伝いのみなさんが続々と駆けつけてくださり
部屋の中は湯気と 人体から発する体温で ムっとする暑さ。
助っ人軍団がちょっとずつ流れをつくり ラインができていく。
「休んでください」という言葉にも耳を貸さず おじさんたちも参加。
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16時にはおむすびが出来上がり 三角公園に運ぶ。置いた端から売れ始め
あれよあれよと18:20 198パックが完売。
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8/14
昨日あまりにもすぐに売れたので 今日はもうちょっとたくさん作ろう と
朝行くとおじさんたちがお米を既にセットしてくれていた。
しかも今日はボランティア協会のお姉さま方が団体で参加。
一糸乱れぬ連携プレーで ご飯が次々とおむすびに変わっていく。
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午前中 ワイワイと話に花が咲いていたエッグスも
午後には次第に無口になり
米の詰め方 海苔の位置 おむすびの位置 ゴマの量
あちこちからダメ出しが出たり 職人の領域にはいってきた。
そして三角公園へ。

2日目の中だるみなのか 人の出が少ない。
なぜかどの屋台もモノが売れず 四苦八苦している。
とくに増産をしてきたむすびの屋台は 販売に困難を極めた。
7時をまわってもほとんど在庫は減らず 8時になってもたくさん余っている。
箱にパックを詰めて まつり会場を売り歩く「移動販売部隊」が出動し
「おむすび いりませんかー いりませんかー」と切羽詰まっていると
地元のこどもが看板をもって 呼び込みをやってくれたり
日に焼けた労働者のお兄ちゃんが出張販売に行ってくれたり
知り合いに頼んでくれる人 前で踊ってくれる人
居合わせた人が とっても快く販売を手伝ってくれて 感激。
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おじさんたちは8時過ぎた頃から「足が痛い…」「ワシ もうアカン」と
次々ダウンして帰っていく。おじさんたちのためにも完売したい。
そして皆さんの協力を得て 21:00完売。全部で270パックだった。

8/15

いよいよ3日目。みんな「疲れた~」といいながら 最後のスパート。
昨日の販売の苦労があったから「今日はあんまり作らんとこな」と
弱気路線。みんなの健康第一です。

3日目になると助っ人たちの人間関係もスムーズになり
あちこちで話し込んだり 自然に助け合っている様がほほえましい。
2日目の助っ人が要領を今日来た助っ人にレクチャーしたり
みんなすっかりおむすび職人になった。
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3日目になると屋台にも常連さんができている。
「昨日おいしかったから また買いに来たよ」という声が多くてうれしい。
お客さんの笑顔は本当に力になる。
たこ焼きを買ったら その屋台のお兄さんが逆に買いに来てくれたり
昨日販売を手伝ってくれたこども営業部や お兄さん営業部も今日も出動。
商売というのは単に金とモノの交換ではなく
人の交流のきっかけであり 相互扶助の方法なのかと思ったりする。

今日もぼちぼちとした売れ具合だったけど 8時過ぎには完売。
210パックが出た。最後の一個は「あと一個!」コールで
みんなの拍手を浴びてオッチャンが照れながら買っていった。
今年は暑さと売れ行きの悪さで苦労した分 うれしさもひとしお。
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お米を炊くのを手伝ってくださったココルームさんをはじめ
今年もたくさんの助っ人さんにお助けいただいて
材料やお金のカンパや差し入れなどをいただきました。

おじさんたちもかなりしんどそうだったものの
「やりきった達成感」を感じて みなさんと楽しい時間を過ごせました。
むすび一同深く感謝を申し上げます。
by musubi-pro | 2010-08-15 22:22 | むすび日記

いよいよ明日から

心配していた台風も通り過ぎつつあり
明日からの夏祭り 3日間行えそうです。

今日はおじさんたちと道具を出す程度の準備をして
心の準備は万端。

「おれ 大丈夫かな。倒れんかな」
「夕方からの呼び込みは頑張りますさかい」

体調もいろいろなので みんなそれぞれのペースで
無理をしない ということで
「わし 帰ります」と長老は今日は早々と引き上げた。

みなさんのご厚意で集まったお米や材料が
おいしいおむすびとなって 釜ヶ崎の住人の方々のおなかを
やさしく満たしますように。

お手伝いは今のところ14日に来る方が多くなっています。
でも どなたも好きな時に飛び込んで
おじさんたちとの会話や 夏祭りをお楽しみください。
by musubi-pro | 2010-08-12 18:06 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動