紙芝居劇むすび



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ソケリッサ公演

東京からソケリッサさんが公演に来るというので
みんなでなんばに出かける。

ソケリッサさんとは浦和大学のイベントで一緒になり
むすびの東京もやい公演にはメンバーの方が駆けつけてくださった。
なんだか他人事とは思えない公演だったのだ。

精華小劇場はお客さんで埋まった。
ダンサーたちの不思議な動き 不思議な小道具 
むすびきってのダンサーHjさんが身をのりだす。
「えっ あれはなにしてるんだろう?」Mmさんも引き込まれている。

むすびのおじさんたちの後姿には「わしらも こんなんやりたい!」と
熱い熱気がみなぎっているように見えた。


今日の午前中
「おれが死ぬときは 誰かそばにいてくれるんだろうか」
「呼んでくれたらなんぼでも行ってやるけどな」
「ワシの棺おけにはタイガースのコップ 入れてくれ」
おじさんたちは死について語っていた。

だけどソケリッサの公演を観終わった後は
「わしらも まだまだやりたい!」と 希望に満ちている。

91歳のSnさんは「若いもんのように飛んだり転がったりはできんけど
わしららしさで頑張る!」と言っていたそうだ。

ステージの上で感極まって涙を流したメンバーさんを見て
一同「終わった後 泣くぐらい一生懸命やりたいな!」と言い合ったのであった。

「おじさんたちにしあわせになってもらう というより
おじさんたちと一緒に 楽しいことをやっていきたい。」
みたいなことを最後にアオキ裕キさんが語った。
「一緒に」何かしたいと思わせるおじさんたち。

心に小さくぽっと灯ったようなあたたかくかわいい何かを感じた。
by musubi-pro | 2010-09-28 23:46 | むすび日記

今日も紙芝居

朝むすびに行くとおじさんたちが
「今日 紙芝居ないんだって?」と騒いでおり
どこから聞いたのか訪ねても 誰も知らないという。

結局誰かの勘違いということで もちろん予定通りあったのだが
「ひとりがボケても 全員でボケたらあかん!」と
一同を引き締め直し 出発したのだった。

Smさんは体調不良で帰ったとのことだし
Snさんは下痢が数日続いてしんどい でも紙芝居はしたいと言うし
誰かが自分の下痢止めを持って来てくれてSnさんが服用し
わりと会場が近いのでタクシーを利用することにした。

ボランティアにタクシーで行くというのもぜいたくな話だけど
こんなときのために みなさんからいただいたカンパを使わせてもらおう
と 「車で行くなら行ける。やりたいんじゃ」というSnさんの希望に合わせる。

どちらにしても今日もひどい暑さで
残暑疲れのおじさんたちが駅までと駅からの距離を荷物を持って
歩いても大変だったと思う。

おじさんたちは朝に怒られたことを挽回しようと
集中して紙芝居をした。
お客さんの反応を見ながら 次の自分の役に備え
いつもは「歌の時は立つ」という決めごとを忘れてしまうのに
歌の時もみんなで立って 軽く踊ったりもした。
観ている人がふんわりといい表情をしているので
今日の出来は上々だったのではないか と ほっとしたむすびなのであった。
by musubi-pro | 2010-09-19 17:59 | むすび日記

むすび近況

11日にはSnさんの誕生日会を開いた。
91歳! 東京のTnさんも駆けつけてくださるし
金沢のNgさん 阿倍野のYdさん など
息子たちに祝ってもらうSnさん しあわせ!

朝から神妙な顔をして隅っこにちょこんと座っていたSnさんは
みんなの手作りの心のこもったチラシ寿司と野菜たっぷり味噌汁
そして「おめでとう!」の声にうるうる。
「人間らしくていいよ」と仲間からも声援がとび
Snさんの人柄が染み出たようなあったかいひとときとなった。

最近Snさんの写真ばかりアップしているけど
本当にいい顔。長生きしたいって思える。まわりの仲間の表情も素敵!
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9,10月と紙芝居がぼちぼちと入っており 練習に追われるはず…
でも この夏の暑さの疲れか なかなか身が入らず
そのぶんいろんなことに神経がいってしまい
ちょっとイライラなおじさんたち。
身体がしんどいだけでも 動けなくて不安だし 人は思うように動いてくれないし
歳をとってみなければわからない焦燥感があるらしく
ここのところ おじさんたちのチームワークはいいとはいえない。

ときおり訪れてくれる人とのおしゃべりや 紙芝居公演の話
などが清涼剤となっている。

人が集まればいいこともあれば 嫌なこともある。
次の「楽しい」ことを待ちながら おじさんたちはがんばっている。
by musubi-pro | 2010-09-16 17:31 | むすび日記

絶叫系

新金岡 しんかなホールにて 久々の林加奈さんとの共演。
林さんとはむすび結成の年以来なので 5年のおつきあいになる。

5年前 林さんとの初共演でオリジナルをつくろう!ということで
「ぶんちゃんの冥土めぐり」が生まれた。
ぶんちゃんも育ってきたけど おじさんたちも歳をとった。
おじさんたちの老いを一緒に見つめてくれる人もだんだん増えてきた。
うれしいことだ。

という感慨はさておき 今日は幼児がいっぱいで
会場はいっぱいで 室内の縁日は大盛り上がり。
マイクはいらない広さなのに マイクがないと聞こえないぐらい
会場は活気に満ちている。

林さんの絶叫紙芝居「うみのひと」
そして「「やこあゆごこころのたび」ではおじさんたちも一部参加。
楽器の音を再現したり(わからないのが多かったけど)妖怪になったり
そしてむすびの紙芝居「ねこちゃんの人生スゴロク」では
林さんが効果音楽を挿入してくれた。

暑い中 移動だけでも大変だったにもかかわらず
おじさんたちは演目を立派に演じ切り
もうすぐ91歳の佐野さんはアドリブで「夕焼け小焼け」「満州娘」
そして紙芝居中の「鹿児島おはら節」を熱唱し
血圧が上がって倒れてしまうのではないかと思うほどの
絶叫系歌唱をしたのだった。

かなり高齢の先輩方に ここまで無理をさせてしまっていいのだろうか?
いつも不安になるのだけど
終わった後の満ち足りた表情 「こんどはどこに行きまんねん?」と
輝く瞳を見ていると「このまま 行ける所まで行こう」という気持ちになる。
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by musubi-pro | 2010-09-05 19:40 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動