紙芝居劇むすび



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女子大で

甲南女子大学にお呼ばれして紙芝居をすることになった。
電車を乗り継ぎ スクールバスに乗って 会場に到着する。

「若い女性ばっかりの中に入って行くんだぜ。大丈夫かよぉ」と
おじさんたちの期待と不安が高まる。

学食で腹ごしらえして いざ講堂へ。
時間になると100人を越える学生さんたちが入ってきて
珍しそうにおじさんたちを眺める。
おじさんたちも ほー と普段ない光景を眺め
うれしい というより はずかしい という気持ちが強いのか
いつもより大人しく座っていた。

若い学生さんたちには 衝撃の91歳のSnさんが
かつらを脱ぐたび 動くたび わっと歓声があがる。
今日は文ちゃんのお母さんの役。厚化粧で臨む。

公演では年長のSnさんや 踊りのすごいHjさんが目立つが
忘れることなかれ。その後ろで 脇役に徹している他のおじさんたちが
しっかりとベースを固めて むすびを守ってくれている。
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by musubi-pro | 2010-10-29 21:38 | むすび日記

紙芝居の秋

23日 26日 29日と紙芝居が3回続く。

23日もそうだったが 今日も大人向け公演。
大人向け とはいってもやることは変わらない。

今日は企業の人たちの人権研修での一コマだったので
むすびと対面して ネクタイをしめたおじさま方がズラリ。
まるで面接を受けに来たみたいな 光景になってしまった。

「どないしよう 緊張するー!」とか
「始まる前にちゃんとあいさつせんでええかのぉ?」とか
初めて(?)おじさんたちがうろたえる。

しかし企業の皆さんはにこやかに 時々童心に戻ったような顔で
おじさんたちの語りを聞いてくださっていた。
むすびの緊張感も束の間で すぐにいつも通りのおじさんたちに戻り
今日は緊張感のおかげか 失敗も少なく
笑ってくれるか心配だった企業戦士たちの笑顔に救われたのであった。

「声が良く出ていましたが練習をどれぐらいするんですか」とか
「年をとるにつれて こどもに戻っていくという言葉がありますが
みなさん いい顔をされていました」と 感想をいただき
生き方は違えど みんな一生懸命働いて 必死に生きているのは一緒。

むしろこういう会社でも中堅以上の方々に見ていただきたいと思った
そんな公演でした。
by musubi-pro | 2010-10-26 20:55 | むすび日記

秋の味覚

新米ととれたての枝豆をいただいたので
おじさんたちといただくことにした。

「最近 メンバーがそろわんのじゃ」
体調や気分が不安定になる人 落ち着かない人
紙芝居の稽古をしようとしても 誰かが抜け 誰かが帰り
残ったメンバーは フラストレーションがたまる。

ご飯が炊ける。みんなでお釜をのぞくと「おぉ~ 米が立ってる!」
枝豆をゆでる。長老Snさんにゆで加減をみてもらうと
「ちょっと塩が足らん。わしの感覚やで。他の人にもみてもらってや」
Niさんはそっと抜け出し みんなにコロッケを買ってくる。

ひとり暮らしのおじさんたちは
みんなで一緒に食べることが 何よりのごちそうだ。
「みんなで食べれば本当にウマイ」
ちょっとぎすぎすした空気も ちょっとだけ和らいだような。

慢性野菜摂取不足にあえぐおじさんたちだけど
ゆでたての枝豆にどんどん手が出て「止まらんの~」と
ほとんど全部食べつくしてしまった。

ときどきは体と心の栄養のために
野菜摂取大会をしなければいけないなと思った。
水場が遠いとか 誰も片づけない とか弱音を吐かずに

古いメンバーや新しいメンバー
長老と若手では親子ほど歳がちがう。
どんどん隙間が埋まっていってほしい。
by musubi-pro | 2010-10-19 20:09 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動