紙芝居劇むすび



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非公開の演芸会で

浪速区にある日常生活支援ネットワークさんと
内輪だけで行う演芸会を催した。

おじさんたちのカラオケ 踊り スタッフや関係者の一芸を披露して
あたたかい鍋を食べながら・・・

おじさんたちには「むすび」としてではなく
紙芝居ぬきで ひとりのおっちゃんとしての表現。
こんな時間が必要なのではと思う。

夕方から みんなでちょっとお出かけ。
お金を使わなくても 集まってわいわい楽しみたい。

この演芸会がスタートしたのは そんな理由からだった。

2回目の今回は豪華なラインナップだった。

エアボクシング フルート ダンス 篠笛 民謡 バンド 歌 映画

中でも民謡と舞踊「まゆたま」とのコラボを果たしたHjさんの
華麗な踊りは みんなから拍手喝さい!
浴衣を着て お人形さんのようなHjさんなのだった。

参加者のみなさん 遊んでくれてありがとうございました。
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by musubi-pro | 2011-09-30 22:16 | むすび日記

元気が出る お葬式

浅田さんの死から1週間が経った。

3月末に脳梗塞で倒れ 5月に退院して介護施設に入居した。
車椅子でむすびに通った時期もあったが 夏ごろから衰弱が激しく
7月に入院。9月17日午前0時15分 西成にある浦上病院で亡くなった。

最期を過ごした病院では「(むすびの)代表」と呼んでもらったり
お見舞いに訪れる若い人たちが絶えず
緩やかに 寂しくなく 人生の幕を閉じたと信じたい。

最後の最後まで「ありがとう」と「会えてうれしい」ということばを
わたしたちに伝えてくれた浅田さんだった。

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9月21日 お通夜

生前から浅田さんをはじめ むすびを見守ってくださっている川浪僧侶が
仙台から駆けつけてくる途中 台風に巻き込まれ
この日の到着が無理ということがわかった。

読経なしの焼香。50人ほどの参列者がそれぞれに別れを惜しむ。
葬儀屋さんが「生活保護者の方の葬式もよく執り行わせてもらうが
こんなに人が来て 立派なのははじめて」と おっしゃる。

浅田さんの亡くなった経過が報告され
むすびを代表してNiさんが
「浅田さん あの世でも元気で…俺にはあんたのようにはできないけど」と
素敵な送ることばを語りかけた。
長老や 西成で生前の浅田さんを知る方たちが思い出を語る。
拍手が起きる。

焼香の後 シンガーソングライターの「ひきたま」さんが
生前ライブで浅田さんも一緒に歌った『極楽浄土』を歌ってくださる。

 さあ 行こう 極楽浄土へ 旅立ちの極楽浄土へ…
 (コーラス: ゲゲ ゲゲ ゲゲ アー)

歌がお経の代わりになって 浅田さんも起き上がって踊りだすのではないかと思うほど。
思わずNiさんとSnさんがお棺に歩み寄る。


9月22日 告別式

この日も50人ほどの参列者が浅田さんのために集う。
動き出した新幹線に乗って駆けつけてくださった川浪僧侶の読経。
たくさんたくさん いただいたお花を皆さんでお棺に詰めていく。
最後浅田さんは花に埋もれて お棺には持ち寄っていただいた本や
コーヒーや 紙芝居の台本 思い出の写真が入れられた。

むすびのおじさんたちも 参列者の皆さんも 涙をこらえることなく
泣く人 見守る人。浅田さんの人柄を偲ぶ。

梅本さんの篠笛で 浅田さんの好きだった「四季のうた」を全員で合唱して
最後の見送りをする。持ち寄り 受け入れる 西成の懐の深さが
寂しい心を温かくしてくれる。
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喪主も親族もなしの葬儀。
むすびを中心に取り仕切らせていただいたが
不作法 数々の無礼をお許しいただきたい。

葬儀屋さんにも 融通をつけていただき 多大な協力をいただいた。
参列できない方からメッセージもたくさんいただいた。
地域のみなさまや 関係者のみなさまにたくさんお集まりいただき
あらためて 見守りの目や 支えの人間関係を目に見たような気がする。

みなさまに 心より厚く御礼申し上げます。

おじさんたちは それぞれに「浅田さんの遺してくれた紙芝居を頑張る!」
「俺もこんな葬式してもらえるような人にならなきゃな」
「浅田さん 幸せや。きっと喜んどる」と語っていた。

生きる人のための葬式。
ひとりの人がこんなにたくさんの人に愛されて生きている事実。
ひとりの人を軸に こんなにたくさんの人たちがつながっている事実。
目の当たりにして 生きる元気がでたのは 私だけではないかもしれない。
by musubi-pro | 2011-09-24 22:58 | むすび日記

訃報・・・

むすびの設立当時からリーダーを務めてきた浅田浩さん(83)が
9月17日に息をひきとりました。

3月26日に脳梗塞で倒れて以来 半年近くの入院生活で
最後の最後まで頑張って 最後まで意識もありました。
お見舞いに行くと いつも「ありがとう」と言ってくれました。

長い長い人生を終えて 今は安らかに眠っています。

浅田さんがいなかったら むすびはここまで続かなかったと思うし
浅田さんのおかげで みんながつながり出会うことができました。
そして素敵な紙芝居をたくさん残してくれました。
一番の功労者を 感謝の気持ちで見送りたいと思います。

お通夜 9月21日(水)19時から 
お葬式 9月22日(木)12時30分から※30分繰り上げになりました
会場:
今宮ふれあい会館
大阪府大阪市西成区天下茶屋北二丁目8番11号


ご親族の方が不在なのでお香典は辞退させていただきます。
服装は礼服でなくてもかまいません。
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写真:西村麦
by musubi-pro | 2011-09-19 21:04 | むすび日記

盛大に 誕生日会

今日はSn長老の92回目の誕生日。
誕生会を「むすび研究会」との合同で にぎやかに行った。
総勢17人でエッグスは満員御礼となった。

誕生会のメニューは「焼きそば」。
参加者が打ち合わせもないのに 鍋やお皿など持ち寄り
今日結成されたケータリング班が手際よく料理をする。

ずっと料理長を担ってきたSmさんは今日は若者たちがやってくれるので
「今日は口ださんとこ」と うれしそうに焼きそばができるのを
見守っていた。
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いいにおいがしてくると Snさんもたまらず近くに寄ってきて
「うまそうじゃの~ においだけでもおなかふくれるわ~」と
思わずくねくねダンス。「か~わいい!」とみんな。
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料理をしてみんなで食べることが こんなに特別で
うれしいことだったなんて と あらためて思う。
その裏には 作る人 配膳する人 お茶を配る人 数を確認する人
みんなができることをして 協力し合うところにあると思う。

食べる時 突如Hjさんが「ハッピーバースデイ トゥ ユゥ♪」と
歌い始めた。みんなも続いて感動の合唱。 しかし耳の悪いSnさんには
歌は聞こえていなかったようだった。 「まぁ ええか」
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その後 片づけをして
新作紙芝居のネタ探しも含めて Snさんの話を聞く。
炭鉱で タコ部屋で 小さな体ひとつで生きてきたSnさんの話と
彼の元気のいい大きな声に みんなは「これぞ長生きのエネルギー」と
感心しながら ケーキを食べ 阪神タイガーズグッズをプレゼントし
幸せすぎて昇天してしまいそうなSnさんを見つめた。

いっぱい食べて いっぱい笑って ときどき感動して泣いて
みんなのアニキは今日も人間らしく みんなをひとつにしてくれました。
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by musubi-pro | 2011-09-10 20:26 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動