紙芝居劇むすび



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仕事納め

今年の最後の最後にどきどきの出会い。
釜ヶ崎を訪れている日本ルワンダ学生会議のみなさんと交流。

アフリカ と聞いて 昨日は口をぽかんと開けて固まっていたSnさんも
いつもの自然体で臨む。
 ♪わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが~ 
と なんとなく雰囲気の歌をセレクトした。

こちらの不手際で英語の字幕を用意できなかったのだが
ルワンダのみなさんも一生懸命見てくださって

冒頭文ちゃんがなくなる場面では ぽろぽろと泣いている方も。。。

ルワンダは十数年前に虐殺で何十万人という人が殺されたり
今日来ている学生さんの中にも つらい経験をしてきた人がいるにちがいない。

その点 おじいさん というのは万国共通で
相手が言葉を理解していようといまいと
平然と語りかけ いつもの務めをする。
学生さんたちの心に すこんと優しい種をまけたのならうれしいけれど。


エッグスで年越しそばを食べて
むすびは今年はこれで解散。
「ありがとう。来年もがんばりますさかい」と
目を潤ませて帰って行ったSnさん。

応援してくださったみなさんも どうぞよいお年を。
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by musubi-pro | 2011-12-30 17:15 | むすび日記

大掃除

年末には きちんと大掃除をする。

Rkさんはコンクリうちで みんながコーヒーをこぼしたり
滅多に掃除もしないから汚い床を 雑巾がけ。

最近は高齢のおじさんたちが弱っているので
今年の大掃除は若手(60歳ぐらい)と助っ人軍団が仕切る。
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「いらないものは持って帰ってくれよォ」
「使わないもの置いておいても 邪魔なだけだよォ」
とMmさんが口うるさくやってくれているおかげで
普段から いらないものはだいぶん整理されていた。

エアコンの中身が洗われ
壁が洗剤で拭かれ
棚も テーブルも きれいに拭いてもらったので
空気がなんかキレイ。

エッグスは禁煙なのだけど おじさんたちだけだと煙草を吸うので
ヤニでべたべたしていたのだ。
「これからは禁煙を徹底してください」と
この機に乗じて申し渡すものの どうだか。

あまりの高齢でお掃除の「邪魔」になって恐縮していたSnさんは
正月用のお飾りを買ってきてくれた。
来年も たくさん紙芝居ができますように。
思わず手を合わせる。

今年も自家製のサツマイモを送ってくださった志摩のMsさん ありがとうございました。
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by musubi-pro | 2011-12-29 16:48 | むすび日記

紙芝居も

今年残すところの紙芝居は30日に日本ルワンダ学生会議の
学生さんたちが西成にきたときに披露するもののみになった。

しかも新年早々紙芝居ライブもあるので
来年のことも考えないといけない。
これがあるから 仲間の死や入院も
悲しみに暮れているわけにもいかず 前向きになれる。

亡き浅田さんが創った「鼻」という作品がある。

あまりにも短いのと 主役以外のおじさんたちに出番がないので
ここ3年近く封印されていた。

今日はこの「鼻」をどうにか皆さんにお見せしたいと
みんなで台本会議。
ちょっとセリフを足して 長老セレクトの歌を挿入して
あまり大きくいじらなくても いい仕上がりになった。

1月9日の紙芝居ライブでは
さらに「ひきたま」さんの音楽とのコラボで
きっと浅田さんも生き返るほどの出来になるのではと思う。

がんばれむすび!
今はがんばりどころである。

紙芝居ライブ 2012年1月9日(月祝) 14:00~ ¥1500
※中学生以下 障害者の方 介助者の方は¥1000

会場:音太小屋(天神橋筋6丁目 JR天満)

出演:ひきたま(シンガーソングライター) 古橋理絵(街頭紙芝居師)
    本町靱(マンガーソングライター) 紙芝居劇むすび(おっちゃんたち)

3種類の個性的な紙芝居と ひきたまさんの音楽で ほっこりと初笑い!
by musubi-pro | 2011-12-19 14:00 | むすび日記

元気を出して

菊田さんの葬儀が無事に終わり
遺影の写真を眺めるのも なんとなく慣れてきた。

実は 菊田さんの葬儀でごった返している頃
Niさんも転倒して手を骨折し 入院していた。

ただの骨折による入院というより 歩行の足取りのたよりなさや
正しい食事の摂取ができにくいことや 病院でもらう睡眠薬の悪影響など
もうすぐ81歳になろうとするNiさんの自立生活の限界を感じさせる
そんな入院で 仲間は不安でいっぱいになった。

浅田さん 菊田さん Niさんはまだ連れていかないで。。。

今日はそんな中 みんなで集まり笑顔を取り戻そうと
クリスマス会を開いた。

ほとんどクローズドの形で行わせてもらった。
若い人が多いとおじさんたちが会話についてこれなくなったり
気を使って疲れたり 自分の居場所を失ったりしてしまうので
出会いやふれあいの場と おじさんたちの閉じられた家族的イベントをこれから
分けていかないと と思う。

今日はおじさんたちからも希望が出た「湯豆腐」とあたたまる「チゲ鍋」
野菜をいっぱい入れて ダイエット中のMmさんも安心して食べられる。
突然Hjさんが「わし 代表して言ってもええ?『メリークリスマス』って。」
持って帰りたいほどかわいいHjさんが 元気よく「メリークリスマス!」と発声。
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おじさんたちが好きなのは みんなでの食事と ビンゴ。
今日はみんなが商品を持ち寄った。自宅に眠ってたお宝?やささやかに選んだものなど。
長老Snじいは「ビンゴ!」の後 商品選びの時
「目隠しをしてくれ」と言って(どうせ商品は紙袋にしっかり包まれていましたが)
手さぐりで目方を計る。大きいのを選ぶのかと思いきや 一番軽いのを選んだ。
中身は缶入りのお茶。
「なーんや 一番しょうもないものを選んだわい!」
見かねた人が 自分の勝ち取ったラジオと交換してあげていた。
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新人Rkさんのスライド上映あり
久々にみんなで笑って ほっとして あたたまった。
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ここのところ体力が落ちて 途中で帰ったSmさんには
誰かが代わりにやってくれたビンゴの景品が届けられた。
エッグスにやって来れないおじさんたちへの目配りも
むすびの新しい取り組みになりつつある。

12月23日~25日まで 新人Rkさんの写真展「愛のちから」がエッグスにて
開催されます。10時から17時まで。
こちらはみなさん 遊びに来てください☆
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by musubi-pro | 2011-12-17 22:16 | むすび日記

仲間に見送られて

むすびのメンバーだった菊田好克さん(77)が、12月9日金曜日にお亡くなりになりました。
秋頃から急激に痩せて お腹の痛みに加え、認知症も進んでいるという状況で、狭山病院に入院。そして貝塚サナトリウムに転院されていました。
 貝塚サナトリウムは認知症専門の療養所のようですが、死因は大腸ガンだったそうです。
担当のワーカーさんによると 特に出血をしたり、苦しんで亡くなったという感じではなかったとのことです。

 菊田さんの通夜・葬儀会場ですが、当初、菊田さんが亡くなった病院の手配する葬儀会社に委ねられるため、泉南あたりでということでしたが、川浪僧侶にご尽力いただき、13日と14日に阿倍野区昭和町ホールで執り行うことができました。

(お通夜の日)

時間や会場の確認がとれたのが、前日の夜10時近く。みなさまにお知らせするのが遅くなったにも関わらず、お仕事等でお通夜に参列できない方々が、昼頃からエッグスを訪問してくださった。
お通夜には生前菊田さんと親交のあった方々が集い、菊じいの思い出話に花を咲かす。菊じいが眠る棺の横には、むすびファンの方が撮ってくださった菊じいの遺影。
いろいろあった菊じいだけど、みんなから出てくる言葉は
「ナレーターようがんばってくれたなあ。」
と良い思い出しかでてこない。長老SNさんが鼻をぐしゅぐしゅさせている。
浅田さんの時と同様、川浪僧侶が仙台から駆けつけ、お経をよんでくださる。長くむすびに寄り添ってくださっている方だけに、おじさんたち一同、川浪さんの顔を見てホッとする。
菊田さんが眠るお部屋は小さく、読経の間、一同ロビーで待機。順に焼香にいく。
お勤めの後、浅田さんのときにも篠笛をふいてくださった梅本さんが、笛を吹いていいですかとおっしゃってくださった。一同菊田さんの眠るお棺を囲み、笛の音色に耳を傾ける。
曲は「埴生の宿」。音楽好きの菊じいのことだから、目を閉じ、体を揺らせ、音色を楽しんでいるだろう。
「もう一曲」という声があがり、続いて「ふるさと」。誰からともなく歌いだす。
歌詞がわからなくてもいい。声をだすだけで、菊じいをみんなで菊じいを送る気持ちになれたような気がした。

(お葬式の日)

9時30分からということもあり、エッグス集合は8時30分。事務所に行くと、SNじいがちょこんと座り、MMさんがいつものようにコーヒーを沸かしてくれている。
「いつものように」というのが、気持ちを穏やかにしてくれるということを、時々おじさんたちは無意識に教えてくれる。
 早朝にも関わらず、本葬にも菊田さんをしのび、いつもむすびに寄り添い、支えてくださる方々が集まってくださった。

 菊田さんの眠る棺には、参列いただいた方々の手で、むすびの紙芝居公演でもお世話になっている松波さんが届けてくださったお花、何もよりも愛した紙芝居「文ちゃんの冥土めぐり」の台本、菊田さんの遺品がおさめられていく。
遺品には、病院で菊田さんが使用していた衣類と所持品しかなく、誰からともなく
「トレードマークのベレー帽がないね。」
「ベレー帽をもっていかせてやりたい。」という声がでた。

 出棺の際、葬儀場の方から力のある男性(もしくは女性)6人にお手伝いいただきたいということを聞いていた。前日までの心配もふっとび、むすびのおじさんもまじえ、9人の方々が棺をもってくださった。
思ってくださるみんなに見送られ、感激屋の菊田さんも全身で喜んでいるに違いない。
 火葬場へは、むすびを代表し遺影を胸に抱いたHJさんが、川浪僧侶とともに車で向かい菊田さんと最後のお別れをした。
HJさんがポツンと
「わい、菊田さんと一緒に紙芝居、いっぱいしたなあ。」とつぶやく。
 仲間を先に見送っても、これからもおじさんたちは紙芝居をしてくことだろう。

 そして先に逝った仲間たちもきっと。
たばこ好きの菊じいを思い、お二人の男性が棺にたばこを添えてくださっていた。
たばこを冥土の土産に菊田さん、浅田さんや安岡さん、そして婦木さんと「文ちゃんの冥土めぐり」の読み合わせをしているにちがいない。

 通夜、本葬に参列いただいたみなさま。菊田さんへの哀悼の意、むすびのおじさんたちを気遣うメールをお寄せくださったみなさま。お供えやカンパをいただいたみなさま。
みなさまのお気持ちは、亡くなった菊田さんだけでなく、今生きているおじさんたちの支えになります。
本当にありがとうございました。

むすび一同
by musubi-pro | 2011-12-15 11:35 | むすび日記

菊田さん、逝く

 12月9日、むすびの名ナレーター菊田好克さんが、療養先の病院で息をひきとられました。
 菊田さん・・でピンとこない方も、ベレー帽のナレーターのおじさんと言えば
「ああ、あの人うまいねえ!」とすぐに返事が返ってきます。
菊田さんの復帰を待ち望んでくださっていたお客さまもいらっしゃいました。
トラブルメーカー的なところもありましたが、紙芝居の公演があるときは、平和寮にいたTbさんを事務所まで送り迎えしてくれたり、仲間の車いすを押してくれるなど、目立たないところでむすびを支えてくださいました。
 そして何よりもむすびの紙芝居を愛した菊田さん・・

 やすらかにお眠りください。

(お通夜)
 12月13日午後7時から
(本 葬)
 12月14日午前9時30分から10時30分
(会 場)
 昭和町ホール(阿倍野区昭和町1-2-20)
 地下鉄 谷町線   文の里駅4番出口下車すぐ
     御堂筋線  昭和町2番出口北へ徒歩2分

 ご遺族が参列されませんので、お香典は受付しておりません。

 平服でご参列くださって大丈夫です。
by musubi-pro | 2011-12-12 21:53 | お知らせ

すごい写真

これはむすびファンのノニーさんが投稿してくださった写真ですが
傑作なので 公開します。

勝手にタイトルつけました。

『フランクフルトを喰らう佐野翁92歳』

翁は昨日もトンカツ弁当を食べていました。
でも半分だけ食べて 「あとは夜食べるんじゃ」と
食べ過ぎないことも知っております。 見習います。
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by musubi-pro | 2011-12-09 15:38 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動