紙芝居劇むすび



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ありがとう 宮城

80代のおじいちゃん3人の旅in宮城が終わった。

回を重ねるごとに多くの人を巻き込みながら
人と人をむすびながら 笑いあり涙ありの珍道中。

まずは関わってくださったみなさんに感謝申し上げます。
小さな力でも 集まるとこんなに素敵な空間が生まれるのだと
確信を持てた旅でした。
そして人の心は やっぱり通じ合うものなのだと 確信できた旅でした。

5月24日
飛行機に乗りこみ ちょっとヒヤヒヤしながらも仙台空港に降り立つ。
応援隊のみなさんと合流し 車で穂波の郷クリニックに向かう。
寄り道して 日本三景の松島で昼食して
ちょっと散策 潮風に頭がしゃっきりしてくる。
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クリニックに到着。同年代の新田さん「お元気でしたか~」と再会の喜びもそこそこに
打ち合わせとリハーサルが始まる。
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ほなみとむすび。初めてとは思えないほど台本の読み合わせは息がぴったりで
本所さんのダンスが冴える。「もう一回!」とみんなの熱も高まり…
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むすびの紙芝居「文ちゃんの冥土めぐり」に生命が吹き込まれて 飛び出した。
小菊さんはすごい女優さんだ。「お母さんの気持ちになったら まず抱きしめるんだ」
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そして直後 なぜか餃子の具を包んでいる参加者たちなのであった…
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5月25日
本番当日。なんと本所さんは昨夜 踊りすぎたのと旅の疲れで
足全体が痺れて動けなくなって 仲間たちは心底心配の一夜を過ごした。
しかしぐっすり眠ったおかげか 本所さん元気に「おはよー!」と起きてきて
一同ほっと胸をなでおろした。(足をかばって食卓も用意してもらった)
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クリニックへ集合し 真剣に最終リハーサルを行う。
「うまくいくんだろうか?」何が起こるのか まだみんな想像がつかない。
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佐野さんも 参加します。
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会場入りする。まだ人はまばら。「お客さん来てくれるんだろうか?」「段取りどうだったっけ」不安が募る中準備をする。ぽつぽつと馴染みの顔が見え 大阪からたこ焼き屋さんの「あほや」さんがたこ焼きを焼き始め活気づく。今回も無料での提供。盛り上げてくださって本当にありがとうございます!
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まずは震災で犠牲になった方々の冥福を祈る。復興が進んでいないこの地に
また生命が戻ってきますように。
そして どうしてもここに来たかったわれらが佐野さんの冥福と 
奇しくもわれらが婦木さんの命日でもあるこの日。
なにかがつなぎ合わせてくれた縁に 感謝して。
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友情出演してくださった街頭紙芝居師の古橋理絵さんで幕開け。
遠巻きに見ていた近所の方や バスで通りかかった観光客の方も足を止める。
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ディジュリドゥのはくさんまさたかさん。鯉のぼりがはためいて 東北にも春が来ている。
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同じく友情出演のひきたまさん。何かできないか と参加してくださった。
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冷たい風の中 前座で佐野さんが浪曲を歌い
ほなみ&むすびの合同劇団による紙芝居。自然に溶け合って自然に息を合わせ
それまでにない温かさと生活感を帯びて 胸に訴えてくる。
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小菊さんの素朴で凛とした歌声で民謡が歌われ
本所さんが自然に踊りだした。
ふたりを中心に なんともいえない小さな灯がぽっと灯ったような
温かさが生まれ あたりを包み込み
フィナーレを迎えた。
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会場のみなさんと記念撮影。けっこう寒かった一日。
ここでこうしてお会いできたご縁を宝にして またそれぞれに日々を苦労して
長生きしましょう。楽しみましょう。
今回使わせていただいた会場「がんばろう石巻」の広場をつくった黒澤健一さんの努力に感謝。
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クリニックに戻って 名残惜しいお茶会。
歌が飛び出し 苦労話が飛び出し 自然と輪になって
もうすっかり家族になったかんじ。
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「小菊さん お元気で」「おじいさん 今度はわたしが大阪にいきますから。待ってるんだよ」
もう再会が待ち遠しい。
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by musubi-pro | 2013-05-26 21:43 | むすび日記

また来てね!ケニアの孫たち

19日にリバティおおさか(大阪人権博物館)でケニアマゴソスクールと再会
関西で活躍するHUMAN NOTEとはじめましての 共演をした。

ケニアのマゴソスクールはケニアで最大のスラムで
500人の孤児を養育したり 教育している。
それも内紛や貧困などで売られたり 迫害を受けたりして
傷ついたこどもたち。
今回19~20歳の来日した若い3人も 幼くして両親を亡くし
児童労働や虐待 飢えや病を生き抜いて
マゴソスクールで育てられたこどもたちだ。

それを感じない明るい 素朴な 美しい笑顔。
会場は彼らの力強い歌と踊りに 魅了された。
われらが亡き佐野さんのためにも歌ってくれた。
 お花に囲まれた美しい場所で 苦しみや悲しみから解放されて
 大好きなあの人たちに会える…
そんな歌詞だったと思う。佐野さんしあわせだなー と思った。

ケニアチームの歌と踊りで 
本所さんが躍り出る。20代のオギラさんと真剣勝負。
ひとしきりはじけてから 「はー、あのおっさん元気だわ~」とひきあげる。
照れて踊れなかった中井さんや 瞬間的にノッた竹澤さんも
80歳を過ぎてこんな経験。貴重~

会場は100人を超すお客さんで満員。
後ろのほうの方 見えなかったり音が聞こえなかったりで
ご不便をおかけしました。ごめんなさい。

元気な歌で会場を盛り上げてくださったHUMAN NOTEさん
なんと無料でたこ焼きを提供してくださった「あほや」さん
ぎりぎりまで何が起こるかわからなかったイベントを
おおらかに見守ってくださった リバティおおさかさん
財布のヒモをゆるめてカンパ箱にポイポイと入れてくださった
会場のみなさん!本当にありがとうございました。
いろんな形の社会貢献があるのだと 感動しました。

そして熱い思いを語って下さったマゴソスクールの早川千晶さん。
あなたの情熱と愛に打たれたみんなが少しづつ変わり 動き始めるでしょう。
お金を出すことがこんなに楽しいことだと 教えてくださってありがとうございました。

一夜明け 今日はマゴソのみなさんがむすびの事務所を訪れてくれました。
おじさんたちを「オジイチャン」と呼んでくれたケニアヤングたち。
おじいちゃんと孫の関係でもあり
年齢の差はあれど 苦労を乗り越えて生きぬいた同志でもある。
これからも 仲間とともに そのしなやかに生きる力を世界に発信していきましょー
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by musubi-pro | 2013-05-20 21:18 | むすび日記

ジャンボ!ケニアのマゴソスクール

今月は大きなイベント目白押しである。
佐野さんの死を悼みながらも 前に進む。
というか それがあるから 前に進める。

去年出会ったケニアのマゴソスクールとの再会。
せっかくだから みんなで一緒に楽しもう!と
イベントをします。

5月19日(日)14:00~16:00 会場:大阪人権博物館(リバティおおさか)
                      中庭(雨天の場合 ロビーにて)
参加費 500円

あとは投げ銭をお願いします↓

ケニア最大のキベラスラムで数千人のこどもたちを養育するマゴソスクール
地道な活動を行い、今月25日に宮城県石巻市で公演をするむすび
積極的な活動を展開し 定期的にアフリカにも足を運んでいるヒューマンノート
今年度から自主運営の道を歩んでいるリバティおおさか

アフリカの布製品やむすびTシャツ…グッズ販売もお楽しみに☆
たこ焼き屋さん(「あほや」さん)が出店します!会場13時ごろからいたしますので お早目にお越しください。
by musubi-pro | 2013-05-15 17:11 | むすび日記

ありがとう 佐野さん

葬儀がおわり 佐野さんが空に帰っていった。

今頃 あの世のメンバーたちと紙芝居の練習でもしているのか
行きたかった場所に飛んで行っているのか
お世話になったみなさんに あいさつ回りに行っているのか
なんとなく ここにいない雰囲気。

お通夜もお葬式も たくさん人に来ていただいた。
おかげで再会できた人もいたし
戻ってきたメンバーもいた。
遠方から駆けつけてくれた方 お花や電報を送って下さった方
心から悼んでくださった方々
本当にありがとうございます。

退院するものとばかり思っていたので
仲間もなんとなく 落ち着かない思い。
もう一度 あの笑顔に会いたかったと 悲しみはつのる。

だけど 改めて思ったのは
おじさんたちは不死身のスーパーマンではなく
意思のない老体なのでもない。

たったひとりの人。みんなと同じように。
生きて顔を見れる瞬間に 声をかけ 思いを伝え 心を通わせ
その人から学び お互いの人生を深めたい。

むすびを愛するわたしたちも
ここで学んだことを それぞれの人生で実践できたらと思う。
体当たりで やさしさや ユーモアや 自分の使命をまっとうすることなどを
教えてくれた佐野さん。
いつも病院の中で心配していたのは
仲間のこと 紙芝居のこと。自分のしんどさは棚にあげて・・・

とにかく「すごい」人でした。出会えてよかった。本当にありがとう。
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提供:江里口暁子
by musubi-pro | 2013-05-10 10:53 | むすび日記

佐野さんの葬儀日程

決定しました。

■お通夜
5月8日(水)18時~

■告別式
5月9日(木)9時50分 ※出棺時間が10時半となり早めに始めます。
ゆっくり別れのあいさつをされたい方 お早目にお越しください。
場所は以下で決定しています。

会場: 今宮ふれあい会館
     大阪府大阪市西成区天下茶屋北二丁目8番11号

※JR新今宮からむすびの事務所前を通り過ぎ 突き当りを右へ
 道路の右側になります。浦上病院を通り過ぎて数十メートルです。
地下鉄花園町3‐A出口からも近いです。

ご親族の方が不在なのでお香典は辞退させていただきます。
服装は礼服でなくてもかまいません。

お問い合わせはむすびまで 06-6635-2699
by musubi-pro | 2013-05-07 10:43 | お知らせ

大物 逝く

5月2日の18時ごろ 佐野善雄さん(享年93歳)が逝去しました。

2月6日にインフルエンザで入院後 持病の腎不全が悪化して
3ヶ月の長い闘病生活となりました。

リハビリに精をだし ベッドでは紙芝居の出し物の仕込みに励み
最後の最後まで 前を向いて努力を続けていました。
精も根も尽きたのでしょうか
数日前から 容態が悪化して 命にかかわる状態となり
今日関係者に見守られながら 安らかに息を引き取りました。
最後に残したのは「宮城公演に行けなくて すまん」という侘びと
「ありがとう」という言葉と とびきりの笑顔でした。

出会った頃は無口なおじいさんでした。
中井さんに声をかけられても 遠慮して事務所に入ってきませんでした。
数年かけてみんなとちょっとずつ打ち解けて

89歳だった2009年ごろよりむすびに参加
みるみるうちに スターダムへと駆け上がり
むすびの看板役者として 自慢の喉を披露したり
手品に 自作の浪曲に みんなを楽しませてくれました。

その素朴な語り口と 何事にも手を抜かない真剣さ
超高齢とは思えないほど パワフルに ガンガン突き進み
むすびに活気を与え 数々の交流ではたくさんのファンを増やしました。

もうあのはじけるような笑顔や 割れんばかりの歌声が聞こえないのは
とてもさびしいです。
最後まで「むすびに帰りたい。紙芝居に出るんじゃ」と
希望を燃やしていた佐野さん。
「むすびを通じて たくさん人と出会った。これからも出会いたい」と
みなさん一人一人を愛し 愛された佐野さん。

長い人生 お疲れさまでした。
あなたに出会えてよかったです。たくさん楽しい思い出をありがとう。

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提供:江里口暁子

尚 葬儀の日程決定は連休明け7日(月)の予定となっております。
決まり次第 このブログにてお知らせします。
by musubi-pro | 2013-05-03 00:08 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動