紙芝居劇むすび



<   2014年 01月 ( 3 )   > この月の画像一覧


訃報 中井さん 逝く

突然で 不意打ちをくらったような中井さんの死。

1月27日の夕方
いつものように自分で歩き 食事をして 風呂に入って
そこで迎えた死だった。

誰にも言わず 前兆も見せずに
振り返りもせずに
人にとやかく言われるのがキライで
縛られるのや 強制されるのがイヤだった
中井さんらしいといえる。

83歳の誕生日を祝ったばかりで
むすびが中井さん不在で紙芝居をした直後でもあり
むすびの次世代が育つのを見届けたのか
もういいかと諦めがついたのか
わからない。

いつも多くの謎と問題を突きつけて
だけどのんびり屋で やさしくて
憎めない「ちょいワル」のおじさん。
細身のパンツ ハンチングが似合う
身のこなしも どこかおしゃれだった。

みんなをどきっとさせる毒舌で
自分でも自分を「不器用な男」と言っていた。

中井さんの記憶は 少し苦みがあって 腑に落ちない。

中井さんの近影を探したが ひとりで笑顔満面とか
中井さんが主役の写真は数少ない。
人に寄り添う姿が 素敵な人だったんだなぁ と気づく。

なお ミステリアスな死だったため
葬儀はすぐには行えそうになく
予定はまだ立っていない。

「モタさん」と呼ばれていた中井さん流に
送るのもモタモタ  ゆっくりでいいでしょう。
e0035629_19525071.jpg

e0035629_19544877.jpg
e0035629_19551917.jpg

by musubi-pro | 2014-01-29 19:57 | むすび日記

新生むすび 誕生

今年初の紙芝居は初めての高齢者の施設。
新大阪のひざしさんだった。

今日は80代の兄様方は 体調不良でお休み。

初めて60代のメンバーだけで紙芝居を行うことになった。
友達に声をかけて連れてきたり 自分たちでお稽古したり
新しい紙芝居枠をつくったり 若手たちなりに準備して 臨む。
e0035629_9444182.jpg

お客様は70代~90代の先輩方だったので
「お~ ワシと同じハゲだなぁ。若いのにかわいそうに(^^)」
「わたしらの息子ぐらいの歳だわぁ」

先輩たちの厳しく愛のこもった言葉は
おじさんたちを天狗にせずに 地に足をつけてくれる。
若手たちは 必死になって 緊張して 紙芝居をやり遂げた。
一生懸命お客さんに喜んでもらおうという 心が伝わってきた。
それを無言で受け止めてくださった 先輩方。

交流タイムでは素敵なデュエットも。
e0035629_955377.jpg

精一杯努めた 新生むすび。
だけど 次の公演には本所さんや中井さん 
むすびの先輩も一緒に とみんなで期待する。
by musubi-pro | 2014-01-25 22:34 | むすび日記

新年あけましておめでとうございます

みなさま 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

毎年恒例 1月4日は住吉大社への初詣。
80歳以上のおじいちゃんたちは今日は無理せずお留守番で
60代「若手」だけで詣でる。

わりとサクサクとお参りは終了し
おじいちゃんたちの待つむすびへ帰る。

作村さんが快調で 「ぜんざい作ろうやぁ」と
出て来てくれた。さすが クッキング隊長。

食事のあとは 特に何をするわけでもないおじさんたち。
静かな時間が流れるのも 気まずくもなく
心地いい。

本所さんの伸びた髪の毛を見て 若手のおじさんが
倉庫から散髪セットを出してくる。
正月早々 お金を失くした?とかでしょげていた本所さんが
お腹を満たし こざっぱりしてくると 笑顔が出てきた。
よかったよかった。
本所さんを大事にすることで 自分たちもうれしくなる若手たち。
e0035629_216347.jpg

「なぁ 本所さん。わしの名前知っとる?」と 新人さんが聞く。
「ねぇさん」「にぃさん」と人を呼ぶ本所さんなので 名前はまだちゃんと覚えていない。
「この際 みんなの名前を覚えたら?」ということで
本所さん ひとりひとり名前と年齢を聞いて 自らメモをとる。
『むすびのみなさん 名前をおぼへる』 と書いている。
83歳の宿題。

今日は中井さんは起きて来なかったので
みんなの愛情を一身に受ける本所さんなのであった。

今年もみんな元気に あっちへこっちへ
紙芝居の巡業に奔走できますように。
e0035629_2155738.jpg

by musubi-pro | 2014-01-04 21:30 | むすび日記


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動