紙芝居劇むすび



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本所さん登場

松波公演当日。

入院生活が長引いて 気力が落ちていた本所さんが
ようやく車椅子で短時間なら外出ができるようになり
むすびの事務所まで連れて行ってみたものの
すぐにぐったりした本所さんを見て 一度は諦めかけ

それでもなんとか紙芝居の現場に連れて行けないかと
仲間たちが夢に見たことが実現した。

車椅子のリフト付きの車を出して運転してくださった人がいて
いざというときのためにサポートについてくださった人がいて
こんなとき 助けてくれる人がいることのありがたさ。
本所さんが会場に到着した。
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「まだまだ がんばります!」とあいさつして
『街のサンドイッチマン』を上半身で踊り(本所流は健在!)
「みなさんにまた会えてうれしいです」と感極まった本所さん。
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その後は若手に交代し 本所さんは今日は見学することに。
がらっとメンバーが変わった紙芝居に
なんとなく寂しいような 頼もしいような気持ちになったのは
本所さんだけではないだろう。
歴史が流れていくのを 見守る。
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本所さんが外出時間の関係で会場を後にしてから
若手たちが奮闘する。
出し物はジェスチャー大会。現代においてなかなか斬新な企画といえる。
お客さんを巻き込みながら
おじさんたちなりに配慮し 工夫をしたゲームがすすむ。
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Tさんが狂言を披露してくれて
最後は歌。ありがちだけど「上を向いて歩こう」は
不安と希望が入り混じった今のむすびにはぴったりかもしれない。
スペシャルゲストのひきたまさんも音を添えてくれる。
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始まるまで どうなるかわからなくて 心配していた公演だけに
無事に終わって 心底ほっとした一同であった。

お客さまには本当にたどたどしい進行で 申し訳なかったです。
最後は みんなで記念撮影をした。
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病院に戻った本所さんは 輝く笑顔を取り戻しているようだった。
行く前より確実にしっかりした顔つきになり
いつもより多く食事をとった。
スタッフに語った言葉 「一生懸命生きていたら、願いは通じる」。
by musubi-pro | 2014-05-18 20:42 | むすび日記

パン屋さん公演 5/18 間近!

毎年恒例となっている 堺・「パンと喫茶 松波」さんでの
ティータイム紙芝居公演。

5月18日(日)15:00~ 
¥1500 (ドリンク・おやつ付)

準備の都合上 なるべくお申込みいただけると助かります。
もちろん当日飛び込みもOK → kamishibaigeki@yahoo.co.jp まで

すっかり世代交代したむすび
若いおじさんたちにとっては初めての松波公演となります。
心をこめて つとめます。

現在 出し物を検討中。
おじさんたちに企画を任せたので 何が出るかは
当日のお楽しみです。

入院が4か月目に入った本所さんも
「紙芝居やりたいなぁ 行かれへんかなぁ」と熱望しているので 
外出ができないか様子を見ていますが
なんせ体調もあるので どうなるかはわかりません。

↓ ありし日の先輩方。新生むすびはどんな感じになるのか?!
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by musubi-pro | 2014-05-05 21:57 | むすび日記

宮城への旅2014

交流しているほなみ劇団に出会い直す旅。

佐野さんが 最後の言葉にするほど
行きたかった宮城に
若手たちが初めて降り立つ。

去年 感動の合同公演をした「がんばろう石巻」の広場に立ち寄る。
まわりの風景はほとんど変わっていなくて
置き去られたような寂しさもあり
でも見学の若い人たちがぽつぽつと訪れていた。

おじさんたち しばし言葉少なに風景を眺めていた。
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さて 穂波の郷クリニックに到着。
新しくできたセミナーハウスに花を植える準備をしていた新田さんのもとへ。
昨年11月にお会いした時より
お元気そうな姿に 一同ほっと胸をなでおろす。
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新田さんに教えてもらいながら 花を植える。
師匠と弟子みたいで いい感じ。
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そしてクリニックに入ったかと思うと 餃子を包んでいたおじさんたち。
若手だけあって 手助けもさしていらずに サクサクと出来上がっていく。
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出来上がった餃子で 歓迎の宴がスタート!
お互いに自己紹介からはじまる。
自然とお隣さんに醤油をまわしたり お皿をとったり
少しずつ 打ち解けていくのがむすびとほなみ流。
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途中 サプライズが。名古屋の間瀬さんより届いた肖像画が開封された。
90歳の小菊さんは 「あらまー」と はにかんで顔を隠し
83歳の新田さんは 「すごいな こりゃ」と 満面の笑み。
巨大本所さんの絵といい 間瀬さんの創作意欲に敬服。
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気づくとむすびのおじさんたちが
ほなみのお年寄りたちにマッサージをしていた。 
親にするみたいに 話しかけながら やさしく身体に触れる。
癒されているのは されている側だけでなく
している方もまた 受け入れてもらっているのだと
互いの雰囲気からよくわかる。 
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今回は2泊3日 新田さんの家に泊めてもらった。
たくさんの布団の準備など クリニックの方にもお手伝いいただいたとか。
わいわいと寝支度が進み 新田さんとおじさんたち
少しの戸惑いの中 一日目を終える。

2日目。この旅のメインイベント。
新田さんの亡き奥さまが始めた「チューリップまつり」
それを引き継いだ新田さん。今年はむすびと開催する。
チューリップは満開で待っていてくれた。
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予定表に「ブランチ」と書いてあったので
朝食は食べんとこー ということで
でもおじさんたちは朝6時から起きて散歩に行ってきて
「このコンビニのコーヒーうまいぞ」と コーヒー片手に帰ってきた。
若いおじさんたちの会話を微笑みながら見守る新田さん。
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その後「バーベキューをするから 材料調達や企画は任せる」とお達しがあり
新田さんとおじさんたちは 家中をひっくり返しながら
ござを出したり 炭に火をおこしたり 買い出しに行ったり
すごいチームワークで準備を整えた。
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おじさんたちの頑張りのおかげで「チューリップまつり」は楽しい宴となり
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新田さんとおじさんたちも お役目を果たしてニッコリ。
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夕方からはクリニックにて 合同紙芝居劇のリハーサル。
3日目に地元のグループホームで上演する予定。
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こんな珍場面も。(右は女装したむすびのおじさん)
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朝から動きっぱなしだったおじさんたち。新田邸に帰ってきた。
「寝ようか?」という声もありながら 新田さんの一声でカラオケ大会が始まった。
むすびのおじさん「10時までには終わろうな」と 新田さんの体力を気遣い
仲間にこっそり声をかける。

おっちゃんたちの宴は大いに盛り上がり
新田さんとむすびの新人さんたちはすっかり打ち解けて
「ああ もう明日帰らんとあかんのか」と誰かがつぶやいた。
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最後の朝ごはん。もう家族みたいな親しさが漂って
他人同士 こんなにリラックスして一緒にいるのが とっても不思議。
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クリニックに集合して 公演直前の練習をとおもいきや
待合の患者さんたちに向けて 公開練習ということになった。
「もう時間がないよ~」「無理だよ~」と焦る一同だったが
お客さんの笑顔に勇気をもらって だんだんいい演技をする俳優陣。
思いがけず いい時間になった。
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急いで片付けて 場所を移動して グループホーム「コスモス」に到着。
さっきの公開練習に自信をつけた一同は 力を合わせてやりきった。
その心意気がお客さんたちに伝わっただろうか。
後でむすびのおじさんが 「わし ホームのおばあちゃんに3回もチューされた」
とはにかみながら語っていた。
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クリニックに戻って むすびもいよいよ出立の時が来た。
寂しそうな表情の新田さん。温かく見送ってくれたみなさん。

新人のおじさんたちにも また新たな故郷ができた。
「また会いましょう。お元気で!」
先代のおじさんたちが築いた交流が
しっかり引き継がれたようだった。
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応援してくださったすべての方々に感謝申し上げます。
by musubi-pro | 2014-05-01 22:11 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動