紙芝居劇むすび



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むすびin宮城 2015春-後編2(完)

4/27
最終日。今日は穂波の郷クリニックのがんサロン定例会にて、
むすびの新作を初披露する。

それぞれ到着後、さっそく読み合せをする。
今度はむすびの紙芝居にほなみ劇団の新田さんと小菊さんが参加する。
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新作「孝太と亀吉」には、新田さんがモデルの不思議な「おじいさん」が登場する。
ヨシオカさんが大事に手で持ってきた手づくりの帽子がとってもお似合い。
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小菊さんは主人公「孝太」の妹「さくら」を演じる。
自分の読むところをちゃんと確認してくれている。
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サロンのお客さんと、この4日間を過ごしたスタッフの皆さん方に見守られて
新作「孝太と亀吉」はようやく命を吹き込まれて、歩き始めた。
ほなみ劇団のみなさんと、この日が迎えられて本当にうれしかった。

挿入歌はひきたまさんとひと花センターさんがご協力くださって
おじさんたちがつくった「孝太といっしょ」。
すでにみんな大好きになった歌。ずっと残っていく歌だと思う。
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そして、みんなで昼食。心を尽くして準備してくださったごちそう。
これがほなみ劇団の元気の源。まゆみさん、ありがとう。
スタッフもお客さんも役者も、みんな一緒にとる食事には
本当に人をつなぐ力をもっている。
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帰る時間がきた。
新田さんは「今年はなんとか生きていますから、一緒に10周年を祝いましょう」と再会を約束してくれた。
また会いたい!ほなみ劇団と別れる時は、いつも痛烈にそう思う。
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あちこちで、「この遠征の費用はどこから出ているの?」と聞かれる。

たくさんの方からのカンパ、おじさんたちの積立、紙芝居公演料からの補てん。
そして、むすびから空港まで送ってくださった人など
見えない部分で力になってくださった方がたくさんいた。

数え切れないみなさんの助けで成り立っている遠距離恋愛。
それゆえに本当に愛おしく尊い時間だった。

(むすびin宮城2014春  完)

それぞれの方にきちんとお礼もお伝えできていませんが
関わってくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
by musubi-pro | 2015-04-29 23:10 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

むすびin宮城 2015春-後編1

4/26
今回宿泊は2泊ほど穂波の里クリニックの新しい建物「コミュニティケアハウス はるか未来館」に泊めていただいた。朝は自分たちでプチ自炊。ほなみ劇団の大石さんや居合わせた学生さんと優雅な朝食をとる。
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優雅な朝の散歩。
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そして、車で小一時間ほどのところにある鳴子温泉に到着すると
ドタバタがはじまる。
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新田さんもときおり肩で息をしながらも、静かにテンションを高めていく。
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今日は飯舘村から避難生活をしている方が50人ほど来られるらしい。
真剣なリハーサルを経て、いざ本番。
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ほなみ劇団の劇は、朗読に続いて、登場人物たちが飛び出してきて話の「その後」を演じる。
役者たちは最高のことばをアドリブで引き出し、客席のみなさんに語りかける。
むすびの黄門様ご一行も、変な間をつくりはしたが、場を盛り上げられたようである。
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大阪からの友人や、そしてむすびのメンバーで、今は福島県で仕事をしている
オオツカさんが駆けつけてくれた。みんなうれしい再会!
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飯舘村のみなさんとの交流会。
むすびの活動する地域にもさまざまな事情で故郷に帰れない人が多く
おじさんたち自身も知っている寂しさや孤独。
くわしく言わなくても、なんとなくわかってるよね、という近い空気。
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それぞれの避難所に帰る飯舘村の方たちを見送る。
合同劇を見て泣いてくださった方や、逆にあたたかい声援をくださった方
素敵な笑顔を見せてくださった方。
こうして宮城に来て出会い、また別れるけれど、心に残るだろう人たち。

主催のネパリバザーロさんはネパールの支援をしながら、震災後はこうして
被災地の方々にもリフレッシュの場を提供してきた。
ネパールで地震があったと聞いて、会場の一同、心をいため
ネパリバザーロさんにカンパなど託した。
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この日はむすびは鳴子温泉で泊まることにした。
疲れたであろうおじさんたちの部屋からは
遅くまでわいわいと話す声が聞こえてきていた。  (続く)
by musubi-pro | 2015-04-28 23:42 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

むすびin宮城 2015春-前編

今年も遠距離恋愛中のほなみ劇団に会いに
4/24-27の日程で宮城に行ってきた。

目的は主に3つ。
①ほなみ劇団の俳優、新田さんが毎年見せてくれる真っ赤なチューリップの庭でチューリップ祭りに参加する

②横浜のネパリバザーロさん(ネパールの商品をフェアトレード)が、2011年の震災後、避難生活を送られているみなさんを日帰り温泉ツアーに招待するプロジェクト。ほなみ劇団に来た出し物への依頼に、むすびも参加させてもらう

③がんサロン定例会で、ほなみ劇団と合同で新作「孝太と亀吉」を初上演する

4/24 
初の飛行機体験となるスガさんが「雲を下に見て、気持ちが高ぶった」と最初から感激モードで旅ははじまった。
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穂波の郷クリニックに行く前に、立ち寄ったのは「がんばろう石巻」の広場。
2年前、先代のおじいちゃんたちが紙芝居公演を行った場所。
震災後4年も経ったのに、広場のまわりはまだ野原。
トラックがあっちにこっちに動いてはいたけれど
ここで暮らしを営んできた人たちがうかばれないなぁ。
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佐野のじいちゃんが自身の死にかけた経験を語ったり
鯉のぼりがはためく中、涙が出た紙芝居公演のこと
ここで出会ったおっちゃんのこと。
こうして帰って来れる場所があると、思い出もまたよみがえる。
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その広場をつくった黒澤さんのところでトイレを借りるべく立ち寄る。
話題が出たついでに、震災の年、がんばろう広場で芽生えた「ど根性ひまわり」の
種の袋詰め作業を手伝わせていただいた。今年で5代目。
たくましく吹き返してくる生命を日本各地で育て、思いとともに広げている。
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ほなみクリニックに到着すると、ほぼ伝統行事となった「餃子包み」。
作業を通じて、初めてのスガさんも、スタッフさんたちも打ち解けていく。
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みんなでそれを焼きながらいただく。自己紹介をしたり、ゆるゆると
時間が過ぎる。
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4/25
翌朝、クリニックが最近はじめた事業「農尊キャンパス」なるもので、
急遽ネギの植え付けを体験することになった。
学長さんは、クリニックの患者さんでもある國男さん。
重い病とは思えない生き生きした目にびっくりする。
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ここでとれた野菜はクリニックの行事に使われたりするらしい。
学長・國男さんの熱心なご指導に、一同とにかくついていく。
同行した小菊さんも農家の嫁として苦労した経験や、農作業の極意を語ってくれた。
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そして。今年も待ってくれていました。真っ赤なチューリップたち。
今年は暖かかったのでもはや散っているかと思いきや
最高のタイミングで花を開いてくれていた。
新田さんががんの余命を宣告されて、それを過ぎて1年以上が経つ。
こうして会えること、すべてのことは奇跡のように起こっている。
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大阪と宮城の面々、のどを競い合い、芸の披露あり、春をよろこぶ宴。
大阪から駆けつけてきた古橋理絵さんが圧倒的な迫力で場を盛り上げてくださった。
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さて、宴を撤収すると翌日に向けて打ち合わせとリハーサルに移る。
まずは衣装選び。
明日の飯舘村の人たちに見ていただくほなみ劇団の劇「花咲かじいさん」に、
むすびはなんと水戸黄門ご一行ということで特別出演することになった。
みんなでああだこうだ言いながら、すばらしい黄門様、助さん格さん、うっかり八兵衛の出来上がり!
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衣装をつけて気持ちの盛り上がったところで、本番さながらのリハーサルがはじまる。
こわいのは絵本の朗読の後の「飛び出る絵本」の部分で、簡単なあらすじに沿って
役者がアドリブを駆使して、絵本の「その後」を演じる。毎回セリフは変わる。
みんなで微調整を繰り返しながら、それぞれが役になりきって気持ちを込めていく。
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91歳小菊さん、会うたびにかわいくなっている!とおじさんたちも言うほど
光り輝いていた。
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(続く)
by musubi-pro | 2015-04-28 01:06 | ほなみとむすびの遠距離恋愛プロ

10年を記憶して記録するためのカンパ

むすびのストーリー、先輩方の姿、むすびの10年と未来をつなぐため、編集会議を重ねています。自費でつくる冊子のため、予約を兼ねたサポーターを募集中です。

10周年応援サポーター(一口 ¥5000)
《記念冊子・オリジナルTシャツ作成・10周年記念公演
などに充てさせていただきます》
特典:記念冊子1冊プレゼント(カラー・B5、P80位・10月頃発送予定)

※むすび新聞とともに配布している黄色いチラシの
振込先が間違っています(;▽;) 以下をご参照ください


郵便振替 「紙芝居劇むすび」00990-2-322322
     (他行からの振込 099店 当座0322322)     
      ※『10周年』とお名前ご住所をご明記ください

お名前を冊子に記載させていただくかもしれないので拒否される方や
ペンネームを使われる方はご一報ください!


有志により、編集会議を重ねています。秋には、年内には間に合うように!
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by musubi-pro | 2015-04-11 23:58 | お知らせ


西成・釜ヶ崎で紙芝居をするおじさんたちの表現活動