さる11月2,3日 京都の美山町に旅行に行きました。
毎月なけなしの2000円ずつを積み立てて 年に1回行く旅行。
美山町と言えば茅葺(かやぶき)集落が有名。
おいしい空気と 健康的な食事で おじさんたちにリフレッシュしてほしくて。
ボランティアで車の運転を引き受けてくれたYgさん ありがとう!
天気はずっと雨、ときどき雷、そして今年一番の寒波。
むすびの旅行に雨ははじめてだったので
はじめて参加した90歳のSnさんが雨男や とか
体調が弱って今回一緒に来なかったTbさんが晴れ男だったんか とか
あれこれ噂がとびかい…
有機農法で育てた野菜を中心に おいしい手づくり料理をだしてくれる
アースガーデンでランチ。 ひとつひとつ本当においしくて
濃い味に慣れているおじさんたちも 素材の味に「うまい!」と堪能した。
午後から何か体験しよう ということで
文化施設で クラフト体験。
ダルマの貯金箱 万華鏡 木の笛 バードコール。
自分でつくった万華鏡をのぞくと けっこうしばらく世界に浸れる。
楽しいけれど さっ寒い… その施設にある大きなお風呂に入ってから 宿に向かう。
かやぶき集落は日が暮れると真っ暗で 道が狭い。
雨もひどく降ってきて 車中はパニック。
「ぎゃー こっち落ちるぞ!」「オーライ オーライ!」と
おじさんたちもスリルを味わう。
かやぶきの民宿の中はあったかで ご主人がおじさんたちを
気遣いながら 地鶏鍋を用意してくださる。
一日寒い思いをしてきたので ようやくホッとする一同。
みんなでつつく鍋はおいしい。
8時には食べ終わり「何しよ~」 寝る人と トランプに興じる人にわかれた。
美山にも初雪が降ったほどの寒い夜。電気毛布を用意してもらった。
夜 襖一枚へだてて おじさんたちの寝息を聞いていると
Snさんの咳がひどくて ゼイゼイいっている。
寒さで死んでしまうのではないかと 心配になる。
トイレにもみんなよく起きる。間違って女性の部屋の襖を開ける人もいるし
おじいさんたちの夜はオールナイトだ。
それでも朝になるといつもの様子で元気に起きてきて
いつものおじさんたちらしく冗談を言ったり 歩き回っている。
あらためて この人たちが紙芝居をやっている奇跡を思う。
翌日もあいにくのお天気。ドライブで山の方をまわって
森林浴をしっかりしてから 京都の仁和寺に寄り道して帰った。
たまには紙芝居抜きで みんなで寝食をともにする というのは
普段と違ったその人を見ることもできて 楽しい。
高齢化したむすび 90歳のおじいさんもいる 来年はどうなるか?なんて
わからないなか みんなでお出かけできたこと自体がうれしかった
旅でした。