70歳以上のおじさんがほとんどということもあり
太い人生であったこともあり
おじさんたちは死を意識することも当たり前になっているのだろう。
「いつか寝ていたら 花で囲まれたところに観音様がすわっていてのー」
「わしも夢で あの死神のばあさんがでてきて」
ここでみんながフンフンと頷いたので わたしは エッ死神っておばあさんなの?と驚いた。
死神のおばあさんは 口元にしわを寄せてニタっと笑ったそうだ。
「それで三途の河を渡らされそうになったんだけど ついていったら死ぬじゃろー」
わたしはドキドキしながら ノートに「死神のおばあさん」と書いた。